皆さん、ミニマリストについて、どんなイメージを持っていますか?
私は、
- モノが少ない
- シンプルで整った暮らし
- 自分の価値観で生きている
そんなイメージを持っています。
どちらかというといいイメージを持っていて、ミニマリストにあこがれがあり、モノを手放してきました。
ミニマリストにはなっていませんが、結果としてモノが減って、より良い暮らしができていると実感します。
ただし、一部の方からこういった意見があります。
- ミニマリストは不潔
- ミニマリストは病気だ
- ミニマリストは貧乏くさい
ここで今回の記事ではこれらのネガティブイメージについて、解説していきます。
私はミニマリストに関する本を10冊近く読み、モノを減らすことに関するメリットについて知識を深めてきました。
今ミニマリストを目指されている方、既になっている方、モノを減らしている方には、きっと勉強になる記事になると思います。
それでは早速見ていきましょう。
ミニマリストとは
ミニマリストはほとんどの人が知っているとは思いますが、言葉の意味をおさらいしておきましょう。
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。
コトバンク
モノを減らし、必要最小限のモノで暮らす人、それがミニマリストです。
ミニマリストとして活動している人は多く、ミニマリストしぶさんや、Minimalist Takeruさんなんかが有名ですね。
ミニマリストの特徴
続いて、ミニマリストの特徴について紹介します。
改めて特徴を知ることで、ミニマリストに対する考え方を見直すことができるため、ぜひ押さえておいてください。
必要なモノだけ持っている
ミニマリストは必要なモノだけ持っています。
自分にとって不必要なモノは手放し、自分にとって必要最小限のモノで暮らしています。
ここで、勘違いしてほしくないのが、何でもかんでも手放しているわけではないということです。
ミニマリストだからといって、何もない部屋で床に座ってただ仙人のように暮らしているわけではありません。
彼ら、彼女らは、自分が必要だと思ったモノは持っています。
スマホ、洗濯機、ロボット掃除機、デスク、趣味のモノ…
これらは人それぞれですが、自分と向き合って、自分にとっては必要だと考えた結果、残しているモノがあります。
モノをほとんど持っていないミニマリストしぶさんも、ニンテンドースイッチを持っています。
必ずしも生活に必要なモノだけを持っているわけではなく、自分の判断で持つもの、手放すものを決めているのが特徴で、その結果、モノが少なくなっているのです。
モノを大事にする
次に、モノを大事にしている人が多いです。
モノが洗練されているミニマリストですが、洗練されている分、モノを大事にしている人が多いです。
例えば、
- お気に入りの革靴をしっかり手入れして履きつぶす
- いいアウターを買って何年も着続ける
- スペックの高いパソコンを買って、仕事の質を上げる
こんな感じで、多少高くても、自分の気に入ったものを手に入れて、それを大事に使っている印象があります。
壊れても、自分で直したり、手入れをしたりすることで、気に入ったものを長く使う文化がありますね。
節約家が多い
ミニマリストには節約家が多い印象があります。
モノを減らし、その後自分の生活と向き合った結果、生活費を下げることができている人が多いです。
自分の必要なモノやサービスにはお金をかけますが、必要ないものは徹底的に省く。
これは生活費にも同じことが言えます。
家は必要な間取りの部屋で家賃を減らし、必要ないサブスクは解約し、不必要なモノは買わない。
これにより、月10万円前後で暮らしている人も珍しくありません。
節約をしたいなら、ミニマリストの考えを学んでみるのもいいでしょう。
時間を大切にする
ミニマリストは時間に対しても意識が高いです。
モノを減らした結果、不便になり、時間が余計にかかるようなことはしません。
例えば、洗濯機を手放してすっきりしたけど、洗濯にたくさんの時間をかける。
洗濯が好きな人なら別ですが、ほとんどのミニマリストはこういったことはしません。
逆にドラム式洗濯機を導入して、時間を浮かせている人の方が多いです。
ミニマリストは無駄な時間を省き、自分の時間をしっかりと確保して生きている人が多いです。
時間も大切な資源。
これをわかっているからこそ、時短家電に投資している人が多いんでしょう。
心に余裕がある
ミニマリストは、モノ、お金、時間、これらに対して意識が高く、洗練された空間と時間を手に入れた結果、心に余裕がある人も多いです。
多くの人は、漫然とした不安があり、もっと、もっととモノも、時間も、お金も求めるようになります。
その点ミニマリストは、自分に必要なのは何なのか、必要な量はどの程度なのかを把握しています。
これらのことが見えていることが、ミニマリストの心の余裕に繋がります。
心に余裕があることで、日々の生活を楽しむことができるし、無理に働くこともしようとしない。
ある意味ミニマリストは、最高の生き方なのかもしれませんね。
ミニマリストに対するネガティブな発言
ここまでミニマリストの特徴について紹介してきました。
どちらかというといいところが目立つミニマリストですが、ネガティブ発言をされる方もいます。
ここからはネガティブ発言に対して、私なりにコメントしていきます。
ミニマリストは不潔だ
ミニマリストを不潔と思っている人がいます。
ミニマリストは着る服が少ないため、イメージが先行して、
「常にぼろぼろの服を着れなくなるまで着る」
こんなイメージがついている人がいると思います。
確かにミニマリストは持ち物を使えなくなるまで使うことは多くあります。
ただし、ミニマリストは持ち物を大切にします。
手入れをし、壊れたら直し、いつでも快適に使える状態に保っています。
そのため、一概に不潔ということはできません。
むしろ、清潔な人の方が多いとすら思います。
家は持ち物が厳選され、整った部屋で、お気に入りの服を着て、時間に余裕のある生活をしている。
不潔どころか、整った清潔な部屋で快適に暮らしています。
ミニマリストは不潔のイメージは正しくないのかなと思います。
ミニマリストは病気だ
ミニマリストは病気と言った発言もよく聞きます。
病気だと思っている人の意見として、
- 他人のモノまで捨てようとするなど、やりすぎる
- 人間関係も断ち切る
- ミニマリストを強要してきて宗教的に感じる
こんな意見があります。
たしかに行き過ぎた行動が目につき、ミニマリストは病気といったイメージがついてしまうこともあるでしょう。
ただ、ここまで行き過ぎた人は、ごく一部です。
ほとんどのミニマリストは、自分がよりよい生活をするために、モノを手放しています。
ただ捨てることを目的にしているわけではありません。
行き過ぎた断捨離などにより、病気行動と思うこともあるかもしれませんが、ミニマリストそのものが病気というわけではありませんので、誤解ないようにお願いします。
ミニマリストは貧乏くさい
ミニマリストは貧乏くさいと思っている人も多いです。
- いつも同じ服ばかり着て、貧乏くさい
- モノを増やさないだけじゃなくて、増やせないだけでしょ
- ミニマリストはお金を使わない
これらの意見はよく聞きます。
確かに同じ服ばかり着ている人もいますし、お金をあまり使わない人もいます。
ただ、貧乏くさいかと言われれば、必ずしもそうではないと思います。
ミニマリストでもお金をたくさん稼いでいる人もいるし、ビジネスで大成功している人もいます。
そうした人でも「あえて」ミニマリストになっている人もいます。
お金持ちの家では、不要なモノが少なく、広々している家が多くあります。
いつでも買うことができる、心にもお金にも余裕があるため、あえてモノを減らしていると言えるでしょう。
こういった家は、貧乏くさいと言えるでしょうか?
いつでも増やせるけどあえて増やさない。
この意識がある人は豊かなミニマリストと言えるでしょう。
ミニマリストはつまらない
ミニマリストはつまらないといった意見もあります。
「何のモノもない部屋で、一体何をして過ごしているのか」
「そんな何もない部屋で楽しいんだろうか」
こう思う人もいるでしょう。
ただ、モノが少ないミニマリストだからこそ、自分と向き合う時間が増え、自分のやりたいことが見えてくることもあります。
ミニマリストはやりたいこと、好きなことと向き合っている人が多い印象があります。
余計なノイズがない部屋で、読書したり、散歩したり、趣味をしたり。
モノが少なく、時間にも心にも余裕があるミニマリストは、最高に楽しいと思いませんか?
ミニマリストはメリット多いので目指してみるのもあり
今回はミニマリストの特徴とネガティブイメージについて解説しました。
ネガティブ発言を受けることもあるミニマリストですが、メリットは数知れません。
ここで紹介したメリット以外にもまだまだたくさんあります。
ミニマリストにならずとも、必要ないものを多く持っている人は多くいるため、不要なモノを手放してみるのは強くおすすめします。
実際にモノを手放してみると、想像以上に快適な暮らしを体験できるでしょう。
ぜひ持ち物を手放してみて、理想の暮らしに近づけてみてください。