「転勤のある仕事についているけど、転勤に向いていない気がする…」
こういった悩みを持っている方、いると思います。
転勤のある仕事についている人は、ほとんどがそれなりの規模の大きさの会社に勤めている優秀な人だと思います。
しかし、どんなに優秀な人でも、人によって向き不向きはあります。
転勤も同じで、転勤に向いている人、向いていない人もどちらも存在します。
今回は、転勤に向いている人、向いていない人の特徴を紹介し、向いていない人への対処法もお伝えします。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- すでに転勤を何回か経験したけど、正直辛い…
- 転職・就職先が転勤あるらしいけど、自分に合ってるのかな?
- 自分転勤苦にならないけど、他の人はどうなんだろう?
転勤を5回以上経験している私から、いろいろな転勤族の人を見てきたので、参考になると思います。
それでは早速見ていきましょう。
転勤に向いている人
まずは転勤に向いている人の特徴から紹介します。
その人の性格・ライフスタイル・価値観など様々な面での特徴から考えました。
自分が向いている人かどうか、照らし合わせてみてくださいね。
家族に制限のない人
まずは家族に制限のない人です。
転勤によって影響を受けるのが自分一人ならさほど気にしなくていいですが、家族のことを考えないといけない人もいます。
親の介護が必要な人、配偶者の仕事を考えないといけない人、子どもが転校する必要がある人。
これらの人は、自分の転勤が家族に大きく影響があります。
その点、親の介護も不要、独身の人もしくは配偶者はどこでも仕事ができるなど、家族への影響が小さい人は転勤に向いていると言えます。
人間関係をさほど重視しない人
次は人間関係をさほど重視しない人です。
転勤は定期的に行われ、数年ごとに住む場所が変わります。
そうなるとどうしても人間関係が希薄になる可能性が出てきます。
一人の人と長く付き合うことが難しく、引っ越した先々で出会った人と過ごすことが多くなります。
人間関係を重視する人にとっては厳しいかもしれませんが、重視しない人にとってはさほど気にならないかもしれません。
一人の人と仲良くするより、その時々に会った人と仲良くするくらいの、いい意味で人間関係軽く見ている人の方が向いているといえます。
いろいろな地域に住んでみたい人
いろいろな地域に住んでみたい人は転勤に向いていると言えます。
一つの場所にずっといると飽きてしまうので、いろいろな地域に住んでみたい人は転勤のある仕事をおすすめします。
住むところ住むところで、その地域の良さを感じたり、特色を知ることは、やってみると案外楽しいものです。
同じ都道府県であっても、住む場所場所でやはり多少の文化や言葉の違いがあります。
それらを楽しめる人は、転勤に向いています。
住む場所にこだわりがない人
住む場所にこだわりがない人も転勤に向いています。
いろいろな地域に住みたい人とは若干違い、こだわりがない人は、正直どこに住んでも関係ないです。
「どこに住もうが、仕事は仕事でやればいいし、プライベートはプライベートで楽しめばいい。」
こういった価値観を持っている人は、さほど転勤が苦にならないでしょう。
場所に左右されない趣味がある人
住む場所に左右されない趣味がある人も転勤には向いています。
趣味の時間は、何事にも代えられない大切なものという人もいます。
趣味の時間が住む場所によって左右されると、かなりストレスを感じますが、場所に左右されない趣味はを持っている人は転勤に向いています。
- ランニングや筋トレ(ジム通いではない)
- ネットで映画やドラマ視聴
- イラスト制作や作曲
こういった趣味の人は、住む場所に左右されず、趣味を楽しむことができます。
そのため、転勤になっても苦にならないので、向いている人と言えます。
モノが少ない人
モノが少ない人も転勤に向いています。
転勤は数年おきに定期的に引っ越しを強制されてしまします。
引っ越しはモノが多い人にとっては大掛かりな作業となります。
その点、モノが少ない人は、引っ越しの時の作業も楽なものです。
荷物が減れば、引っ越し運賃も下がるし、作業も楽になるし、気持ちの面でもかなり楽になります。
転勤に向いていない人
ここからは、転勤に向いている人の特徴を紹介します。
案外転勤に向いていると思っていた人も、案外向いていないところがあるかもしれません。
一度目を通していただいて、本当は転勤に向いているのか、向いていないのか、判断してもらえればと思います。
転勤が家族に影響がある人
転勤が家族に影響がある人は転勤に向いていません。
自分一人に影響があるだけの人ならさほど気にしなくていいですが、家族に影響があると話は別です。
親の介護が必要な人、配偶者が仕事を辞めたくない人、子どもの転校がある人。
これらの人は、転勤が家族に対して大きく影響を与えます。
家族が快く承諾してくれることもありますが、本心は複雑という人も多いです。
家族を置いて単身赴任ということもありますが、やるせない気持ちになる人も多いです。
家族との関係を考えると、転勤は考えものですね。
深い人間関係を築きたい人
深い人間関係を築きたい人も転勤には向いていません。
転勤は、半強制的に人間関係をリセットさせられてしまいます。
転勤先で知り合った人と仲良くなっても、数年で引っ越し。
これを繰り返していると、深い人間関係を築くことがかなり難しくなります。
仲良しの人と、ずっとこの地域で過ごしたいという思いがある人は、転勤に向いていないと言えるでしょう。
住む場所にこだわりがある人
住む場所にこだわりがある人も転勤に向いていません。
転勤は会社から命じられた場所に住まわされることとなるため、住む場所が自由に選べません。
- 自分は東京でずっと住みたい
- マイホームがあるので、今の地域から離れたくない
- 聞いたこともない地域に住むなんてありえない
こういった考えを持っている人は、間違いなく転勤に向いていません。
モノが多い人
モノが多い人は転勤に向いていません。
モノが多いと転勤の度の引っ越しが大変なことになります。
転勤が決まるとただでさえ慌ただしくなり、忙しさに忙殺されてしまいます。
そんな中、引っ越しの荷造りはかなり骨が折れるものとなります。
モノが多い人は荷造りがいつまでたっても終わらず、苦労するようになります。
会社に振り回されたくない人
会社に振り回されたくないと考えている人も転勤に向いていません。
転勤は、急に決まることもあります。
会社の人事の都合で、特定の部署に空きができると、玉突き方式で多くの人が異動の対象となります。
本人が転勤したくないと言っていても、会社が転勤できると判断した人は問答無用で転勤となります。
こういったことに不満を感じている人、会社都合で振り回されることに疲れた人は、転勤に向いているとは言えません。
繊細な人
繊細な人も転勤には向いていないと思います。
転勤は、住む場所、関わる人、仕事内容、住生活の環境など、様々な環境が一気に変化します。
そのため、繊細な人は、一気に変化する環境についてこれず、ストレスを感じてしまうことがあります。
極度のストレスを感じてしまうと、精神的に参ってしまう人もいるので、転勤が苦しいと思う人は、この後に紹介する対処法を見てみてください。
転勤が向いていない人の対処法4選
ここまで転勤が向いている人、向いていない人の特徴を紹介しました。
すでに転勤のある仕事に勤めている人で、向いていない人に当てはまった人もいると思います。
ここから転勤が向いていない人へ対処法を紹介していきます。
転勤が向いていないと感じている人は、最後まで読んで対処法を実践してみてくださいね。
自分の価値観を考え直してみる
まずは自分の価値観を考え直してみることをおすすめします。
ここでやってほしいことは、転勤が本当に嫌なのか、なぜ嫌なのか、自分はどう生きたいのか、など考えてみてほしいです。
価値観を見直すためには、一日や一週間でできるものではありません。
価値観は日に日に変化していくもので、一生かけて考えていくこととなります。
価値観を見直すためには、読書したり、旅行に行ったり、いろいろな人と過ごしてみたりすることがいいでしょう。
いろいろなことにチャレンジしてみて、価値観を考え直すきっかけを作ってみましょう。
モノを減らす
次はモノを減らすことです。
転勤の時の引っ越し作業を考えると、モノは減らしておくに越したことがありません。
引っ越し作業が楽になれば、それだけで転勤の憂鬱を若干晴らすことができます。
モノを減らしておくことは、メリットが多いです。
転勤があるないにかかわらず、皆におすすめしたいので、ぜひ不要なものがあれば減らしてみてください。
会社に意思を伝えておく
転勤が向いていない人は、会社に意思をしっかり伝えておきましょう。
会社に対して、意見をしっかり言っておくことで、会社も考慮してくれる可能性があります。
- 家族の関係があるので、転勤は避けてほしい
- 今の場所・仕事が気に入っているので転勤はしたくない
- まだこの場所でやりたいことがたくさんあるので、異動させないでほしい
意見を伝えておかないと、会社は認識しないまま転勤を命じる可能性があるので、ぜひやっておきましょう。
しかし、意思を伝えたとしても、会社は会社の都合で人を動かすので、100%転勤がなくなるわけではないので注意してください。
転職する
最終手段として、転職することも検討しましょう。
どんなに頑張って価値観を見直して、モノ減らして、会社に意見を伝えても、転勤が嫌と感じ、転勤を命じられる人も多くいます。
こういった人が最終的にとる手段は転職しかありません。
転勤のない仕事は、探せばいくらでもあります。
転職活動は、時間も労力もかかるため、早いうちから転職先を探しつつ、次の転勤までに備えておく戦略もありです。
同じ職種でも、転勤がない会社もあるので、探してみるだけ探してみましょう。
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まとめ
今回は転勤に向いている人・向いていない人の特徴を紹介しました。
それに加え転勤に向いていない人への対処方法をもお伝えしました。
私は、転勤の経験自体はすごく貴重な経験になったと感じていますし、転勤して良かったとも思っています。
何度か転勤してみると、自分が転勤に向いているのか、向いていないのかわかると思うので、一度転勤を経験してみることを私はおすすめします。
転勤はメリットもあるし、デメリットもあるので、こちらの記事も参考にしてみてください。