「転勤のある仕事に就こうと思っているけど、転勤て実際どうなの?」
このように悩んでいる人、いると思います。
転勤て今のご時世に合わないし、転勤のある職場を敬遠する人も多いことでしょう。
今回は、実際転勤を5回以上経験している私から、転勤がある仕事のメリット・デメリットをお伝えします。
今回の記事ではこんな人におすすめです。
- いい転職先が見つかったけど、転勤があるけどどうなんだろう
- 転勤なんて時代遅れだろ!もう辞めてやる!
- 転勤はデメリットしか思いつかないけど、実際のところは?
- 転勤族だけど、メリットが知りたい!
ちなみに今回の記事は、我々従業員の立場から見た転勤のメリット・デメリットになります。
「会社にとって転勤は必要だから…」
などこういった会社目線のことは紹介しませんので、安心してみてくださいね。
それでは早速見ていきましょう。
転勤はデメリットしかないのか?
最初に転勤はデメリットしかないのか?について、回答していきます。
結論、デメリットしかないことないです!
ちょっと回りくどい言い方になってますが、転勤はメリットもあります。
どのようなことにも、デメリットがあれば反対に、メリットもあります。
昨今、働き方改革などで、従業員の働き方が見直されるケースが多く、転勤は時代に合わないといった声も多くあります。
ただそれでも、今まで転勤の制度を会社が設けていたということは、それなりにメリットもあったからと言えます。
そのため今回の記事では、従業員目線での転勤のメリット・デメリットを紹介します。
今転勤で悩んでいる人も、デメリットしかないないと思わず、メリットも知ったうえで、今後の会社との付き合い方を考えていきましょう。
転勤のメリット
まずは転勤のメリットから見てきましょう。
転勤のメリットはあまり思いつかないかもしれませんが、実際に経験してみるとメリットは案外あります。
若干私の主観も入ってると思いますが、参考になると思うので、ぜひ見てみてだくさいね。
いろいろな人と知り合える
まずは、いろいろな人と知り合えることです。
転勤を繰り返すと、いろいろな勤務地に行くため、たくさんの人と知り合うことができます。
社会人になってたくさんの人と知り合うと、仕事面でもプライベートでもいい効果があります。
- 仕事で困った時に助け合える関係を築ける
- いろんな人の経験談が聞ける
- 次の職場でも知り合い繋がりで良くしてもらうこともある
- 中には気が合う人も見つかり、友達になることも
こういったように、転勤することでたくさんの人と知り合って、関係性が広がっていくのはメリットです。
どうしても社会人になるとコミュニティが限られて、新たな人と知り合う機会は減ってきますからね。
私も転勤先での社会人サークルで仲の良い友人と出会い、今でも定期的に会う関係を築くことができました。
いろんな地域で住んでみることができる
いろんな地域で住むことができるのもメリットです。
転勤は、半強制的に住むところを決められてしまう恐れがあります。
しかし、自分からは住んでみようと思わなかった思いもよらない地域で生活してみると、案外悪くないことに気づくこともあります。
私は転勤によって、縁もゆかりもない田舎で住むこともありましたが、住んでみると案外いいものでした。
実際に住んでみるからこそ、その地域の良さがわかる機会も多くありました。
- 田舎は不便
- 〇〇の地域は治安が悪い
- 休日なんて何もすることがない
こういった悪いイメージを生活したことない人は持っていましたが、やはり住んでみないとわからないものです。
このいろんな地域で住む経験は、私の人生でもやってよかったなと思えることでした。
そのため、転勤族になった人は、いろんな地域で生活することを楽しんでみてください。
人間関係をリセットできる
転勤によって人間関係をリセットできることがあります。
会社員をしていると、どうしても合わない人、嫌いな人が出てきます。
その中で何とかうまくやっていくことを求められてきます。
しかし、時に嫌いな人と衝突してしまい、
「何となく気まずい」
「もうあんな人と会話もしなくない」
こんな機会もあると思います。
そんな時に定期的に転勤があると、嫌いな人が転勤するか、自分が転勤する機会がやってきます。
それにより、嫌な人間関係をリセットし、別の人と仕事することができるようになります。
また何年後かにまた会うこともあるかもしれませんが、その時はまた違った関係を築ける可能性もあります。
半強制的な人間関係のリセットにより、
「嫌な職場になっても〇〇年耐えれば次の職場がある」
と思って頑張ることもできるかもしれませんね。
モノが減る
転勤を繰り返していると、モノが減るようになります。
どうしても転勤が定期的にあると、そのたびに引っ越しを強いられます。
引っ越しの荷造りはやってみるとわかりますが、かなり大変です。
普段生活していると気づきませんが、段ボールに荷物を詰めてみると、思ったよりも荷物が多いことに気づきます。
転勤が定期的にあると、引っ越しのことを考えて、荷物を減らすようになります。
いらないモノは定期的に手放し、必要なものだけで生活する。
これだけで、部屋はすっきりするし、生活環境も整うようになります。
転勤の隠れたメリットといえるでしょう。
生活や人生を考えるようになる
転勤を繰り返していると、生活や人生を考えるようになります。
これは私の感想ですが、それなりに転勤をしていると、自分のことを考える機会が多くなるように思います。
- どんな仕事がしたいのか
- どんな人と仕事がしたいのか
- どんな人になりたいのか
- どこで生活したいのか
- どのような生活をしたいのか
こういったことを考えるきっかけが、転勤です。
住む場所や人間関係が変わることで、自分の考えにも変化や考えが出てきます。
普段と同じ仕事を繰り返しているだけだと、淡々と人生が過ぎていくように感じますが、転勤という生活が変わるきっかけによって、人生を見つめなおすいい機会になります。
転勤のタイミングで結婚したりする人が多いのも、それが理由と思います。
転勤は人生を考えるきっかけと思い、ポジティブに考えてみるのもいいですね。
転勤のデメリット
ここからは転勤のデメリットについて見ていきます。
転勤には意外とメリットも多いことが分かったかもしれませんが、やはりネガティブな印象を持っている人も少なくありません。
私の実体験を踏まえ、転勤のリアルなデメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。
仲のいい人とも離れないといけない
転勤があると、仲のいい人とも離れないといけない可能性が出てきます。
せっかくその場所で、仲のいい友人や恋人ができても、転勤があると離れ離れになってしまいます。
そのおかげで人間関係を築くことが難しく感じます。
恋人がいる人は転勤がきっかけで遠距離恋愛となってしまい、悲しい思いをする人もいます。
転勤がきっかけで結婚する人も中にはいますが、急な転勤によって、二人の関係の維持が難しくなる人もいますね。
恋人関係から家族になろうとしても、転勤が辛く感じ、転勤に耐えられず結婚をあきらめるケースも中にはあります。
深い人間関係の構築は、転勤によって難しく感じるケースはかなりありますね。
引っ越し手続きが面倒くさい
引っ越し手続きは何回しても面倒くさいです。
数年おきに転勤があると、引っ越しも同時にしないといけないこともあります。
引っ越しの手続きは、やはり面倒です。
- 役所関連・住居・電気・水道・ガス・通信などの生活に関する手続き
- 各種郵便物の住所変更手続き
- 会社の手続き
- 引っ越し業者との調整
・・・考えただけでかなり面倒と感じますね。
転勤は会社から辞令が出てから、日にちがないことも多いため、忙しさに追われることも多々あります。
ちなみに、引っ越しするときは、必ず合い見積もりを取りましょう。
引っ越し料金は高くなりがちなので、複数社を見積森をして比較することが大切です。
引っ越し侍のような見積サイトの利用がおすすめです。
家族の負担が大きい
転勤は家族への負担が大きいです。
実際に会社に働いている人だけでなく、家族がいる人はよりつらく感じるケースもあります。
転勤が決まることで、単身赴任をするか、パートナーが仕事を辞めるか、決断する必要もあります。
パートナーが仕事を辞めると、転勤先で仕事探しをする必要もあり、転勤先によっては仕事探しが苦労することもよくあります。
家族を持つことで、転勤することの影響が家族にも及ぶことを考えると、パートナーは結婚するときにある程度覚悟する必要があります。
子供がいる方は、転校や転園をしないといけないこともあります。
家族のことを考えると、転勤により家族に影響がどの程度あるのか、家族はどうするのか、ある程度事前に決めておくといいでしょう。
マイホームを購入しづらい
マイホームを持ちたい人はマイホームを購入しづらいと感じることもあります。
転勤において、マイホームを持つと転勤させられることはあるあるです。
マイホームを持ってから転勤があると、ほとんど転勤先の住居で過ごし、マイホームで過ごすことができないことも多々あります。
仕事が休みの時は自宅に帰ればいいですが、遠方地だと移動が負担に感じます。
また、残された家族にとっても、大黒柱が家にいないと不安に感じたり、家事育児の負担を感じることも多いです。
こういったデメリットを考えると、マイホームを購入することに足踏みしてしまう人も多いです。
仕事も人間関係も一からやり直し
せっかく今の仕事に慣れてきても、転勤によって仕事も人間関係も一からやり直しになってしまいます。
転勤先で仮に同じ仕事をするとしても、やはり職場が変わるとルールややり方が違っていることはあります。
また、職場の人間関係も、転勤先で一から築き上げる必要があります。
これらのことを対応するために、最初はかなりストレスを感じることもあります。
人によっては転職と同じくらい心身の負担を感じることもあります。
会社の都合の良いように扱われる
転勤は、会社の都合の良いように扱われると感じることも多いです。
自分がどれだけ、やりたい仕事と勤務地を希望しても、希望通りに行くとは限りません。
会社は、スキルアップやマンネリ防止、人脈強化などと言って、定期的に転勤を強いてきます。
しかしこれは、人員不足や部署都合などによって、良いように人員をまわしているだけです。
自分がやりたい仕事が合って会社に入ったとしても、やりたい仕事ができるのは会社生活の半分もないことも多々あります。
会社の良いように扱われることを感じ、やるせない気持ちになることもありますね。
不公平を感じる
転勤のある会社だと、不公平を感じることがあります。
同じ会社でも、転勤の多い部署と少ない部署があります。
例えば、ある1拠点で管理している情報システム部。
この場合、部門内部で仕事が変わるかもしれませんが、他の地域では情報システム部がないため、情報システム部門の人はほとんど転勤はありません。
大して、いろいろな地域になる営業部。
どの地域にも営業部があると営業部門の人は様々な地域へ転勤がある恐れがあります。
同じ会社でも、この部門によっての転勤の有無が、中には不公平に感じる人もいます。
あの部門は転勤ないのに、自分の部門は転勤ばかり。
こう思うと、やるせない気持ちになってしまうのも無理はありません。
まとめ
今回は転勤のメリット・デメリットを従業員目線で紹介しました。
私は、転勤が一概に辛いものとは思っておらず、転勤によっていい経験をしたとも思っています。
しかし、転勤が人によって合わないこともあります。
どうしても転勤が合わず、辛いと思うなら、転勤のない仕事に転職するのもアリです。
同じ職種でも、転勤がない会社もあるので、探してみるだけ探してみましょう。
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転勤は従業員にとってメリットもデメリットもあり、その人に合う合わないがあります。
メリットもデメリットも知ったうえで会社選びをして、自分に合った生活ができるようになれるよう、この記事が役に立つことを祈っています。