人には人それぞれ性格があります。
大きく分けると、外交的な人と内向的な人。
それぞれいいところ、悪いところがありますが、会社員していると明らかに外交的な人の方が有利だなと思うところがありましたので紹介します。
今回はその理由と、内向的な人ができる対策について紹介していきます。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 会社員て外交的な人ばかり有利な気がする
- 自分みたいな陰キャは会社員でやっていけそうにない
- 内向的でも、外交的な人に負けたくない
それでは早速見ていきましょう。
それぞれの性格の特徴
まずは外交的な人、内向的な人それぞれの性格の特徴を私の主観で紹介します。
自分がどちらに当てはまるのか、確認してみてくださいね。
外交的な人
まずは外交的な人の特徴です。
- 人と話すことに抵抗がない、むしろ積極的に話したい
- 大人数でも問題ないし、むしろ好き
- 上下関係も比較的得意
- 自分の考えていることを発言できる
- 人と接することで刺激を受ける
- 前向きな人が多い
- 休日は誰かと過ごすことが多い
- 自分主体で話ができる
- みんなと話をして仕事することが好き
外交的は人と接することでエネルギーをもらう傾向がありますね。
一人の時間よりも誰かと触れ合うことでストレス発散したり、モチベーションを保ったりします。
休日はみんなと集まってバーベキューしたり、飲み会したり、何となく「陽キャ」のイメージが強いですね。
内向的な人
次に内向的な人の特徴です。
- 人と話すことが好きではない
- 大人数よりも一人や少人数が好き
- 上下関係は苦手
- 自分の考えていることを発言することが苦手
- 自分と向き合うことで自分を高めていく
- 慎重な人が多い
- 共感しながら話を聞ける
- 一人で黙々と仕事ことが好き
外交的な人と違い、人と接することでエネルギーを消費してしまいがちですね。
当然全く誰とも触れ合わないことは稀ですが、大人数は苦手で、それよりは少人数や一人を好みます。
休日は少人数で趣味のことをしたり、一人で黙々と過ごしたり、どちらかというと「陰キャ」のイメージを持たれがちです。
誰でも両面の性格を持っている
外交的な人と内向的な人の特徴を上げました。
極端に性格が偏っている人もいますが、多くの人は中間くらいで、立場や場所に応じて使い分けている人もいるはずです。
例えば、目上の人ばかりの集まりで、外交的な人が自分主体で話するなんてことはまずないですよね。
逆に普段内向的な人も、接客業するときは多少なりとも明るく外交的に振る舞うはずです。
根本の自分の性格が、どちらに寄っているのか考えてみてください。
人と明るく接することに抵抗があるか、一人で黙々と作業することに違和感を感じるか。
そこを把握したうえで続きを読んでみてください。
会社員は外交的な人が有利な理由
内向的な人と外交的な特徴を見てきましたが、会社員していると外交的な人が有利に働くシーンがあります。
ここからは、会社員は外交的な人が有利な理由を紹介します。
上司から可愛がられる
まずは、「上司から可愛がられる」です。
基本的に今時代の上司の年代(40~50代)は外交的な人が多いです。
昔は仕事が終わったら、上司と一緒に飲みに行き、明け方まで付き合って、コミュニケーションを取っていました。
タバコを吸えば他部署の人から仕事をまわしてもらったり、次の飲み会のセッティングをして可愛がってもらっていました。
そんな年代が今の上司の年代に多くいます。
時代が変わったとはいえ、その時の価値観を持っている人はいますし、普段は出さないにしても根っこではその価値観を持っている人は多いです。
そんな時に、外交的な部下で、
「あ、今から自分も一緒にタバコ行きます!次飲み会いつやりましょう?」
なんて声をかけられると上司はうれしいものです。
上司に「かわいいやつだな」と思われれば、会社員生活優位に働くことは目に見えています。
逆に内向的な人はこれができません。
「飲み会疲れるし…そんなに人と話したくないし…仕事に集中させてくれよ…」
口には出さなくても内心思っている内向的な会社員はいるはずです。
上司世代からするとどう考えても外交的な人の方が可愛いと思えますよね。
仕事で評価されやすい
「仕事で評価されやすい」ことも外交的な人のメリットです。
「いやいや、性格で仕事を評価してはいけないだろ…」
と思いたいですが、外交的な人の方が評価がプラスに働くことが多いです。
上記で書いたように、外交的な人は上司から可愛がられやすく、上司からすると可愛がっている部下の評価は少し甘めにつけたいというのが人情というものです。
みんな口には出しませんが、人が評価している以上、少しプラスに働くことはあります。
また、可愛がられる以外にも評価されやすい点はあります。
外交的な人は仕事のアピールが得意なことです。
自分のことを話すのが得意なので、
「自分はこれだけの仕事をしました!」
とアピールすることができます。
また、会議や打ち合わせの場でも思ったことを発言したり、どんどん提言していきます。
上司からすると
「会議の場でもどんどん発言して素晴らしい。評価できるな。」
と思えます。
反対に内向的な人は、自己アピール苦手だし、発言も最小限です。
上司からすると
「あいつ発言しないし、やる気あるのか?ちゃんと聞いているかもわからないし」
と思われることもあります。
内向的な人からすると
「この案、こんなリスクあるよな。あ、これもデメリットか。別案は…すぐには出ないな、もっと理解してから発言しよう…あ、話終わっちゃった」
と自分の中で考えている間に話が終わってしまうなんてことがあります。
外交的な人からすると
「いや、思いついたら早く言おうよ」
と思われますが、なかなか簡単に発言できないのが内向的な人です。
こういった面も含めて、どちらかといえば外交的な人の方が評価されやすいです。
内向的な人ができる対策について
ここまで読んでくれた方は、
「会社員として内向的な人は全然ダメじゃん」
と思ったかもしれませんが、内向的な人だからこそできることもあります。
ここから内向的な人ができる対策について紹介します。
仕事の質で勝負する
内向的な人は仕事の質で勝負しましょう。
上司から可愛がられる、可愛がられない関係なしに成果を出していれば評価されるべきです。
そのためにまず成果を出すことに注力しましょう。
内向的な人は無理に人間関係を築くよりも、仕事に集中した方がずっといい仕事ができます。
幸い内向的な人は外交的な人よりも他人との交流が少ないので、自分の仕事に集中できる時間が多く取れます。
その時間をとにかく仕事に集中して仕事の質を高めて、文句ない成果を出して評価してもらいましょう。
また、会議や打ち合わせの場でも、自分の中でよく吟味した結果、適格な発言をできれば、周りの人も評価してくれるはずです。
ただし、このやり方は優秀な人ならできますが、みんながみんな成果を出せるわけではないので、無理そうなら他の方法を試してみましょう。
挨拶や雑談を軽くでもする
外交的な人からすると当たり前ですが挨拶や雑談を軽くでもすることをしてみましょう。
話すことが苦手な人でもこれくらいならできるかも…という人はいると思います。
始業時は「おはようございます」 終業時は「おつかれさまでした」
たったこれだけのことですが、するとしないでは段違いです。
話すことが苦手でもとりあえず挨拶だけはしましょう。
マイナスになることはありません。
挨拶ができるようになったら軽く雑談をしてみるようにしましょう。
仕事が少し落ち着いているタイミングや、トイレでたまたま会ったタイミング。
例えば、
「あ、そういえばこの前教えてもらったやり方であの仕事うまくいきました。ありがとうございます。」
こんな感じで前にかかわったことのお礼を言ってみましょう。
言われた側は間違いなくうれしいです。
そんなに身構える必要もないので、気楽に話をしてみるだけでも関係性を築けて仕事がやりやすくなりますよ。
ある程度割り切る
ある程度割り切ることで内向的な人の気持ちが楽になります。
どんなに頑張っても可愛がられる人は可愛がられるし、可愛がられない人は可愛がられません。
人から好かれることに意識を向けるよりも、自分は自分と思って淡々と仕事をしてみましょう。
他のことを気にしているよりもずっと仕事に集中できますし、いい仕事をすればそれだけで周りから評価されます。
仮に仕事で成果上げられなくても、周りと無理に交流をして疲弊してしまうよりはずっといいです。
外交的な人に協力する
外交的な人に協力することで内向的な人は力を発揮することがあります。
外交的な人は、自分の意見を発言したり、アピールすることが得意です。
ただし、一人で考えたりすることは苦手ですし、前向きに考えがちなのでリスクなどの冷静な分析は内向的な人の方に軍配が上がりやすいです。
そこで内向的な人が外交的な人に協力し、お互いの弱みを打ち消し、強味を出していくことで仕事の質も上がっていきます。
おまけに外交的な人が上司に報告する際にも
「〇〇(内向的な人)が手伝ってくれたのでいい成果が出せました」
と言ってくれれば、それだけで内向的な人にもメリットがあります。
ただ、手柄を独り占めするような人とはかかわらない方がいいので、そこは見極めた方がいいです。
職場を変える
ここまでやってきた対策をしても全然いい方向に行かない場合は「職場を変える」ことを検討してみることもありです。
周りが外交的な人ばかりでどうしても気が合わない、心身ともに疲弊してつらいなんてときは無理に今の職場にいる必要はありません。
職場を変えるためには、
- 部署異動する
- 転職する
が上げられますが、いきなり転職することは、不安だと思う人が多いので、まずは部署異動することからおすすめします。
部署異動なら同じ会社で職場を変えることができます。
転職だと給料が下がったりすることもありますが、部署異動なら関係ありません。
同じ会社でも部署が違うだけで、風習や雰囲気も全然違うことがあるので、自分に合う部署を見つけてそこで仕事に集中する方が、自分のためにはずっといいです。
ただ、「どこの職場も同じだよ…」という場合は会社の風習があってない可能性が高いので、転職も検討してみましょう。
おわりに
今回は内向的な会社員ができる対策を紹介しました。
内向的な人は外交的な人よりもアピールできる面が少ないと思いがちですが、内向的な人だからこそできることがあります。
内向的な人は人と話すことよりも自分に向き合って仕事に集中した方がいい成果を上げやすいです。
この記事を読んでくれた方が、少しでも内向的な会社員が生きやすくなるように願っています。