皆さんは普段、通勤・通学に何を利用されていますか?
徒歩、自転車、バイク、自家用車など様々な通勤手段があります。
通勤手段がたくさんあって、どの通勤手段を使おうか悩んでいる方に向けて、おすすめの通勤手段を紹介します。
また、自宅から職場・学校までの距離別での通勤方法も紹介していきます。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 通勤手段て何を使えばいいの?
- 通勤手段毎のメリット・デメリットは?
- 自宅から職場まで3キロくらいだけどおすすめの通勤方法は?
それでは早速見ていきましょう。
主な通勤手段の紹介
まずは主な通勤手段をいくつか紹介していきます。
網羅的にメリット・デメリットが確認できるよう、以下の表にまとめました。
通勤手段 | 健康 | お金 | ストレス | 自由度 | 天候 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
徒歩 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | △ | × |
自転車 | ○ | ○ | ○ | △ | × | ○ |
バイク | △ | △ | ○ | △ | × | ◎ |
自家用車 | △ | × | △ | ◎ | △ | ◎ |
公共交通機関 | × | × | × | ○ | △ | ○ |
評価項目はこんな感じです。
健康は、健康面にいい影響を持たすかどうか。
お金は、通勤費を考慮せず、お金がどの程度かかるか。
ストレスは、通勤時にどの程度ストレスがかかるか。
自由度は、通勤時に勉強したり、音楽を楽しんだりなど、通勤以外に何かすることができるか。
時間は、どれくらい時間がかかるか。
あくまで個人の主観に基づいて評価していますが、皆さんの感覚から大きくはずれていないと思います。
それでは各通勤手段について細かく見ていきましょう。
徒歩
まずは、徒歩のメリットについてみていきましょう。
- 歩くことで健康にいい
- お金がかからない
- あまり人と接触しないことでストレス軽減
- 景色を見たり、耳で音楽や勉強ができる
徒歩通勤は、健康的、金銭面のメリット、ストレス軽減、目と耳が自由に使えることです。
普段デスクワークをしている人は運動不足になりやすいため、運動不足解消となるきっかけとなります。
また、歩くだけのため、靴さえあればお金がかかることもありません。
通勤ラッシュの満員電車に巻き込まれることもなく、自分のペースで通勤できるため、ストレスも少ないでしょう。
歩いているときは、耳も空いているため、勉強しようと思えば耳からYouTubeやAudibleなどで勉強することもできます。
次にデメリットについてみていきましょう。
- 雨の日だと濡れる可能性がある
- 時間がかかる
天候と時間の面では徒歩通勤はイマイチの評価ですね。
雨の日は傘をさせばいいとはいえ、多少は濡れてしまいますし、足元も悪く、汚れてしまうこともあります。
雨の日に苦も無く歩くことができる人はそういないですよね。
また、徒歩通勤は他の通勤手段と比較して時間がかかります。
大人だと1キロ歩くのに約15分ほどかかり、後に紹介する通勤手段よりも通勤時間が長くなります。
特に朝は時間がないため、この時間がかかることは人によっては大きなデメリットですね。
過去に散歩の記事で紹介していますが、歩くことは楽しもうと思うといくらでも楽しむことができ、健康面でも大きなメリットがあるため、歩くことが苦にならない人にはおすすめです。
自転車
続いて、自転車通勤のメリットから見ていきましょう。
- ペダルを漕ぐことで運動になる
- 自転車さえあれば通勤にお金がかからない
- あまり人と接触しないことでストレス軽減
- 自転車の性能によるがそれなりのスピードで移動が可能
自転車通勤は、徒歩通勤ほどではないものの、健康的で金銭的にもお金がかからない。ストレスもさほど感じないし、徒歩通勤よりも早く移動できるといったメリットがあります。
普通に自転車に乗ると、徒歩ほどの健康効果はありませんが、それでもペダルを漕ぐ運動は、それなりのものがあります。
自転車の購入費用、壊れた時の修理費用はかかりますが、恒常的に発生するお金はさほど多くありません。
徒歩通勤同様、満員電車に巻き込まれることがなく、ストレスも感じにくいでしょう。
ママチャリでも1キロ約5分程度で移動できるため、徒歩通勤よりもよっぽど速いです。
これらのことから、徒歩通勤のメリットも享受しつつ、移動時間が短縮されるのが自転車通勤のメリットですね。
次にデメリットを見ていきましょう。
- 目も耳も他のことに使用することができない
- 雨の日の通勤が大変
- バイクや車ほどのスピードはない
自由度と天候については評価は悪いですね。
自転車に乗っているときは運転に集中する必要があるため、目は周囲の注意をする必要があります。
イヤホンを装着して自転車に乗ることは条例で禁止されていることもありますし、何より音が聞こえないのは怖いですよね。
また、雨の日の通勤は自転車は大変です。
雨の日に自転車で通勤しようとすると雨合羽を着ることになりますが、完全防備はできないため、大小はあれど濡れてしまうことがほどんどです。
バッグや靴も守る必要があるため、かなり雨の日の通勤は大変です。
また、視界もかなり悪くなるため、周囲の確認にも神経を使うため、注意が必要ですね。
上記に加え、自転車はバイクや自家用車ほどのスピードが出ないため、距離が長くなると通勤時間は長くなりがちです。
自転車通勤は健康的にも時間的にもバランスが良い通勤手段となっており、おすすめの通勤手段です。
ただ、天気が悪い日は、対策をしっかりしましょう。
バイク
ここでは原付、2輪車をまとめてバイクとして扱います。
まずはメリットから見ていきましょう。
- 多少の渋滞はあるが車ほどではないし、あまり人と接触しない
- 自転車よりもさらに早く移動できる
バイクは、ストレスがさほどかからないこと、移動時間が圧倒的に短いことがメリットですね。
満員電車に巻き込まれることもないため、ストレスは少ないでしょう。
また、バイクは自家用車よりも細い道を移動することができるため、道を覚えれば朝の通勤時間帯の渋滞を回避することもできるため、車よりストレスが低いと判断しました。
移動時間についても自転車よりもさらに速いスピードで移動できること、状況によって渋滞回避が可能であることを考えると、時間面では一番と言っても過言ではないですね。
ただ、原付は制限速度に注意しましょう。
次にデメリットについて見ていきましょう。
- 運動にはならない
- バイクの費用、ガソリン代など費用は掛かる
- 目も耳も他のことに使用することができない
- 雨の日の通勤が大変
自転車のデメリットに加え、健康面と費用面でマイナス評価となりました。
健康面では、運動にならないためメリットはありませんね。
また、バイクの購入費用、修理費に加え、ガソリン代、税金もかかってくるため、お金がかかります。
ただガソリン代については、自家用車よりも燃費がいいバイクが多いため、自家用車よりはマシですね。
自転車のデメリットである、目と耳の自由度、雨の日の通勤が大変であることは自転車と全く一緒のため、説明は省略します。
移動時間が短くなるのは大きなメリットですが、徒歩や自転車のメリットが享受できず、雨の日の通勤が大変であることを考えると、評価が分かれそうな通勤手段ですね。
自家用車
ここでの自家用車は4輪の自動車として扱います。
まずはメリットから。
- 耳が空いているため、音楽や勉強をしながら運転できる
- 個室空間のためスピーチの練習も可能
- バイク同様、早く移動できる
ほとんどはバイクと同じですが、自由度と雨の日の通勤に軍配が上がりますね。
自家用車で通勤しているときは、耳が空いています。
音楽を楽しんでもいいし、YouTubeで耳から情報収集してもいいですね。
ただし、動画を流す時は画面を見ないように注意しましょう。
また、個室空間であることを生かして、声を出すこともできます。
スピーチの練習をしてもいいし、独り言で考えを整理することもできます。
これは他の通勤手段ではないメリットと言えるでしょう。
次はデメリットです。
- 運動にはならない
- 自家用車の費用、ガソリン代など費用は掛かる
- 雨の日は渋滞しがちでストレスがかかる
バイク同様、健康面と費用面、また天候が悪い日のストレスはマイナス評価としました。
費用面について、自家用車の購入費用、ガソリン代、税金など、どれをとってもバイクよりは負担が大きいと言えるでしょう。
これはかなり大きなデメリットと言えますね。
天気が悪い日は普段自転車やバイクで通勤している人も、雨で濡れたくないため、自家用車で通勤する人が増えます。
このため、渋滞しがちで、通勤時にストレスがかかることがありますね。
ただ、自転車やバイクと違い、濡れることを防ぐことができるため、雨の日でも通勤はしやすいと言えるでしょう。
費用面が大きなデメリットですが、雨の日でも通勤しやすく、移動スピードも速いため、地方で距離が長い人からすると利用している人も多い通勤手段でしょう。
公共交通機関
最後にバスや電車、地下鉄などの公共交通機関について紹介します。
まずはメリットから見ていきます。
- 目と耳が空いているため、スマホや本を見ながら通勤可能
- 移動時間が短い
目と耳が自由に使えること、移動時間が短いことがメリットです。
公共交通機関で通勤している人のほとんどがスマホを見ながらだと思いますが、スマホを見ながら通勤できるのは公共交通機関くらいでしょう。
人によっては勉強時間にもすることができますね。
また、移動時間もかなり短く移動できます。
ただ、最寄り駅に到着するだけのため、駅から職場、自宅までは徒歩や自転車を使って移動する必要があります。
次にデメリットを見ていきましょう。
- 運動にはならない
- 定期券の費用がかかる
- 人のいる空間に加え、満員状態だとさらにストレスがかかる
- 雨の日は混み合う
健康面、費用面、精神面でマイナス評価としました。
公共交通機関を利用する以上、運賃料がかかってきます。
距離によっては自家用車並の費用がかかってくることがあります。
公共交通機関は、必然的にたくさんの人と同じ空間、しかもパーソナルスペース内に人がいることが多くなります。
そのため、かなり精神的にストレスがかかってきます。
また、満員電車なんかでは莫大なストレスがかかることに加え、痴漢や窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
こういった面でもストレスが大きく、このデメリットがとても大きいと私は感じています。
それに加え、雨の日は特に混み合うため、さらにストレスがかかりますね。
公共交通機関は便利な一方、人が多い状態のストレスが大きいため、個人的にはあまりおすすめできません。
距離別に見るおすすめの通勤方法
通勤方法を紹介してきました。
どの通勤手段もメリット、デメリットがあるため、判断が難しいですよね。
判断するためには自宅~職場までの距離を目安として選ぶことが無難です。
距離別のおすすめ通勤手段について見ていきましょう。
1.5㎞以内
個人的には徒歩一択です。
これくらいの距離なら、徒歩でも20分程度で通勤できます。
徒歩通勤はとにかくメリットが多いため、歩ける距離ならできるだけ歩きましょう。
雨の日でも、他の通勤手段で行くよりはましだと思います。
1.5㎞~5㎞以内
この距離であれば自転車がベストでしょう。
5㎞なら自転車だと30分程度で通勤できます。
自家用車や公共交通機関であっても、信号待ちや時間待ちをしていると20分程度はかかるため、時間はさほど短くありません。
時間、健康、お金、これらの面を総合的に判断すると、自転車が最もいいと判断できます。
歩く時間が長くても苦にならないという人は、徒歩でもいいですが、5キロだと1時間以上はかかるため、注意が必要ですね。
5㎞~10㎞
スポーツタイプの自転車を持っている人であれば、自転車でもいいでしょう。
スポーツタイプの自転車であれば、通勤時間も1時間かかりません。
時間の問題が解決されるのであれば、自転車で通勤することをおすすめします。
そうでない方は、バイク、自家用車、公共交通機関から選びましょう。
私のおすすめはバイクです。
バイクであれば、金銭面、移動時間、ストレスの面で他の通勤手段よりも快適に通勤できます。
安全に注意しつつ、風を切って移動すると気持ちがいいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
10キロ以上
この距離になってくると必然的にバイク、自家用車、公共交通機関から選ぶことになります。
通勤時間が長くなるため、自分の時間を持つために、自家用車での通勤がおすすめです。
自家用車内でできる範囲で好きなことをしつつ、通勤するのが一番マシと言えるでしょう。
車を持っていない人は公共交通機関を利用することとなりますが、ストレスを感じるようであれば対策を考えましょう。
職場の近くに引っ越す、テレワークにしてもらうなど、そもそも通勤に時間をかけないようにする工夫をしてみましょう。
通勤手段の特徴を理解して自分に合った通勤をしよう
今回は通勤手段の特徴と、距離別のおすすめ通勤手段を紹介しました。
通勤手段の特徴は力を入れて書きましたので、頭に入れていただき、自分に合った通勤手段を選ぶようにしていただけるとありがたいです。
あまりにも自宅~職場の距離がある場合は、職場の近くに引っ越す、テレワークを活用するなど、通勤しないようにする工夫も必要になるでしょう。
結局のところ、通勤時間は短く、お金をかけないことに越したことはありませんからね。
この記事を読んでくれた方が、通勤に疲弊することなく、自分に合った通勤手段を選べるようになることを祈っています。