「え、自分無能すぎる…」
こう感じた時が私にもあります。
今この記事にたどり着いた人も、自分が無能と感じてしまったか、周囲に無能と感じる人がいる人だと思います。
私は会社に入社した当初や部署異動した時、人よりも覚えが悪く、なかなか周りになじめずに悩むことが多くありました。
そんな中で、自分自身を「無能」だと感じる瞬間がたくさんありました。
気分も落ち込みがちになって、仕事がちゃんと手につかない時もありました。
今では何とかこなせるようにはなりましたが、無能と感じている時の辛さは私も身に染みてわかります。
今回の記事では、自分が無能だと感じたときにどのように対処してきたか、そしてその経験から得た解決策について書いてみたいと思います。
私が無能だと感じた瞬間

私が「無能だ」と感じた具体的な場面は、特に新しい環境に置かれたときに多くありました。
入社直後や部署異動したばかりの時期、周りの同僚たちが次々と仕事をこなしていく中、自分だけが仕事の進め方がわからず、戸惑うことがありました。
わからないので、先輩や同僚に質問をしても
「そんなこともわからないの?」
といった表情をされることもあり、どんどん自信を失っていくのを感じました。
特に新入社員の頃は、同期がしっかり仕事をこなしているという噂を聞くたびに、自分は何でできないのか悩むことが多くありました。
ミスを重ねたり、同じことを何度も説明されるたびに、心の中で
「自分はこの仕事に向いていないんじゃないか」
と自己嫌悪に陥ることもありました。

私はとにかく、最初に環境になじんで仕事を覚えることが苦手だったんですよね…
仕事での無能感を乗り越えるために試したこと

私が無能と感じた瞬間について紹介してきました。
私は、とにかく最初環境になじんで、ある程度仕事をこなせるようになるのが苦手でした。
人よりも0の状態から1の状態にするのが苦手だったと後から気づきます。
ここから、そんな私が仕事での無能状態から抜け出すために試して効果があったものを紹介していきます。
読書をする
まずはじめに始めたのが読書です。
私は高卒で就職し、働き始めましたが、正直学生時代は全くと言っていいほど読書をしていませんでした。
ただ、社会人になって自分の無能さを実感してから、何とかしてまずは知識を身につけないといけないと思い、読書を始めることにしました。
まず読み始めた本は自己啓発本です。
自己啓発本を、今の自分に重ねて読み始めましたが、最初は本を読むのも億劫でしんどかった記憶があります。
ただ、読み進めていくと現実的なアドバイスや視点を与えてくれることが多く、自分のモチベーション維持にもつながりました。
そこから複数の本を読み、いろいろな視点から書かれている本と出会い、自分が無能と思うことは減りました。
- 誰でも最初はできないことがある。そこをどう乗り越えるか。
- 自分の能力の輪を広げる、もしくは能力の輪の中で戦う。
- 失敗することは仕組みに問題がある。それを解決できるのは失敗した人だけ。
何の本で読んだのか忘れましたが、こういった言葉が今も私の頭に残っていて、それを実践でも活かすように励みました。
また、読書は、知識を増やすだけでなく、心のバランスを保つためにも非常に有効です。
無能感に苛まれているときは、自己肯定感が低下し、やる気やモチベーションも下がってきてしまいます。
そんな時でも、本を読むことで新しい視点や考え方を取り入れることで、自分に対して少しだけ優しくなれた気がします。
私は心が疲れている時はエッセイ本などの気楽に読める本を読んでいます。
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仕組みを考える
新しい部署に異動になってミスが多い時には、仕組みを考えるようにしました。
私は最初に仕事を覚えるのが苦手でミスが多く、他の人と比べて無能と感じることがありました。
ただ、ミスをするのは本人が悪いこともありますが、ミスが起こる仕組みが悪いという可能性もあります。
私が新入社員の頃の話を一つ。
新入社員のころは、お客さまの接客もしつつ、自分の事務作業をこなしたり、報告資料の作成なんかをしていました。
そんな中、自分の作業をしながら接客対応しないといけないのがストレスで、一度接客対応を挟むと自分の作業が中途半端になってしまい、ミスが頻発しました。
「これは私が無能だからミスが起こるんだ…」
と悩んでいましたが、先輩から
「直前で急ぎの作業している時は無理に接客しなくていいよ」
と言われ、一つ一つの作業を的確に終わらせることに集中するようになり、そこからはミスが減りました。
新人がミスしないよう、ちゃんと考えてくれた先輩には今も感謝しています。
そんな経験を踏まえて、どうしてもミスが起こってしまう業務や精度が低くなりがちな業務は、仕組みを考え直してみるのがポイントだと感じました。
ミスをして無能と感じる気持ちはわかりますが、ここは自分だけが悪いわけではないと考えることが大切です。
こうしたことを繰り返していると、、自分自身が少しずつ成長していることを感じ、モチベーション維持のカギとなりました。
資格取得を目指して自己成長する
資格を取得して自己成長につなげていくことも、無能感から解放される一つの方法だと思います。
私は、業務に関連する資格をいくつか取得することで、自己肯定感を高めました。
周りと比べて仕事ができずに無能と感じると、完全に自信を失いがちです。
そんな時に、心の支えとなるようなものが一つでもあれば全然違います。
それが私にとっては資格でした。
他の人が取っていない資格を取ることで、
「あ、自分は資格持っているから一応それなりの知識はあるんだな」
と感じることができました。
資格が全てではないですし、資格を持っているからと言って仕事ができるわけでもありません。
ただ、自分が感じている無能感から解放されるために、資格は効果を発揮してくれます。
また、資格を取得する過程では、具体的な知識やスキルを学ぶことができるため、少しずつでも自分が成長している実感が得られます。
資格を取ること自体が直接的に仕事のパフォーマンスに結びつかなくても、自己研鑽をしているという事実が大きな支えとなります。
自分が学び続けている限り、無能ではないという自己肯定感を持つことができ、無力感に押しつぶされることなく、前に進むことができました。
資格取得に関する記事はこちらから↓
資格取得は無駄?意味ないのは嘘!負け惜しみは無視でいい理由を紹介
無能感を感じるのは自然なこと

ここまで無能感を乗り越える方法を紹介してきました。
私のエピソードメインで紹介して気マシtが、無能だと感じる瞬間は、誰にでもあります。
特に、何か新しいことに挑戦するときや、環境が大きく変わるときには、無力感や不安が増幅されるものです。
実際、私自身も何度も無能感に苛まれ、それが自分の自信を失ってしまう要因となっていました。
しかし、ここで重要なのは、その感情に押しつぶされないことです。
無能だと感じることは、実は成長のサインであるとも言えます。
新しいことに挑戦しているからこそ、うまくいかない瞬間があるのです。
また、自分ができていないところを知ることで、今後どうやって改善していくのか、どうすればよりよくできるのかを考えるきっかけにもなります。
それを乗り越えることで、自分のスキルや知識が向上し、次のステップに進むことができます。
仕事できないと感じる人におすすめ記事↓
優しい人ほど仕事できない?いい人がしんどい思いをして潰れる前にできる対処法を紹介
無能感を和らげるための心の持ち方

無能感を感じたときに、すぐに解決策を見つけることは難しいかもしれません。
しかし、心の持ち方を少し変えるだけで、その感情を少し軽くすることができます。
私が無能と感じた時に実践している、精神的な面での対処法をいくつか紹介します。
周りと比べない
まずは周りと比べないことです。
他人と自分を比べることで無能感が強まることは、よくあることです。
自分よりも優秀な同期、自分より成果を出している後輩、転職早々即戦力になっている人、など。
こういった人を見るだけで自信を失ってしまうことはよくあります。
しかし、私たちはそれぞれ異なるペースで成長し、異なる強みを持っています。
- 話すのは苦手だけど、相手の意図をくみ取るのが得意
- ルーティン業務は苦手だけど、新しい企画を考えるのが得意
- ビジネス文書は苦手だけど、ブログを書くのは得意
こんな感じで、人によって得意不得意があるのは当然です。
他人と比べて落ち込むのではなく、自分のペースで少しずつ前進していることに目を向けるように心がけましょう。
失敗を恐れない
次は失敗を恐れないことです。
自分が無能だと感じる瞬間の多くは、失敗したときによく訪れます。
しかし、失敗は成功の元という言葉があるように、成長するには欠かせない要素になります。
私は、失敗から学ぶことができれば、それは無駄ではないと考えるようになりました。
むしろ、失敗しなければ学べないこともたくさんあります。
今まで紹介してきたように、失敗したからこそ、学ぶきっかけになったり、仕組みを考えるようになったりと、自分の中でいろいろと考えるようになり、成長に繋がりました。
失敗を恐れず、むしろその経験から何を学ぶかに焦点を当てるようにしていきましょう。
小さな成功を積み重ねる
最後は小さな成功を積み重ねることです。
失敗やミスが多い時ほど、マイナス思考に陥り勝ちです。
ただ、毎日失敗だけしているという人は本当に少ないです。
一日の仕事の中でも、少しだけ成功している、ちゃんとこなしている業務はあるはずです。
- 今までミスしていたルーティン業務も今日はミスがなかった
- 会議で1回だけ自分の意見を言えた
- 失敗しがちな点を見つけることができた
- お客さんから「ありがとう」と言ってもらえた
本当に小さなことですが、これらも成功体験です。
小さな成功体験を積み重ねることが、自信を取り戻す大きな助けになります。
どんなに小さなことでも成功体験として捉えるようにしましょう。
それが積み重なることで、少しずつ自己肯定感が回復していきます。

まとめ

今回は、自分が無能すぎると思ってしまった時に、どう対処していくのか解説してきました。
自分が無能と感じることは誰にでもあります。
ただ、その感情は視野が狭くなってしまい、自分の世界だけで物事を見ていることが原因です。
世の中には無能な人なんていないと私は思っています。
誰にでも得意不得意があり、あなたの得意なことが活かせるような場所であれば、無能と感じる機会も激減するはずです。
今の職場ではどうしても仕事ができるような未来が見えないということであれば、転職活動もおすすめです。
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この記事を読んでくれた人が少しでも自信を持って仕事に取り組めるようになると、私は嬉しく思います。