「社会人になっても、自分の意見が言えない」
こう悩んでいる社会人は少なくないと感じます。
仕事をしていて、打ち合わせや会議の際に黙って座っていると、
キミは自分の意見がないのか!はっきりものを言いなさい!
こんな風にいう上司や同僚がいます。
ただ、内向的な人の中には、自分の意見がないのではなく、言えない人が多くいます。
私も内向的な性格で、自分の意見をはっきりということがかなり苦手で、仕事で人と話をすることはかなり苦手なので、その気持ちはわかります。
今回の記事では、そんな私が、自分の意見を言うのが怖くて言えない人へ、対処法を紹介していきます。
今回の人はこんな人におすすめです。
- 会社で自分の意見を言いたくても怖くて言えない
- 意見を言えずに、黙っていると怒られる…こんなの嫌
- 言いたいことをつい我慢してしまう、そんな自分にストレスを感じる
少しでも自分の意見が言えるようになったり、心のおもりが少しでも外れるような内容を紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜ自分の意見が言えないのか
まずはじめになぜ自分の意見を言えない・怖いのか、理由を紹介していきます。
意見を言えないことの理由は一つではありません。
複数の要因が相まって意見を言うことができないという人もいます。
理由を知ってから、対処法を知ることでより理解が深まるので、しばらくお付き合いください。
間違っていることを言うのが怖い
最初の理由は、間違っていることを言うのが怖いことです。
誰しも間違ったことを言うつもりはなくても、結果的に間違ったことを言ってしまうことはよくあります。
ただ、周囲の環境によって、間違ったことを言ったことに対して、けなされたり、バカにされたり、とがめられたりすると、とても意見なんて言えなくなってしまいます。
以降紹介する内容もそうですが、こういった感情を持ってしまうことは、過去の経験が今の感情を作っています。
例えば、
- 子どもの頃、発表して間違ったことを言ってバカにされた
- 親に間違ったことをしたら怒られた
- SNSで自分の意見を言ったら、炎上した
- 過去の会議で間違った発言をして、謝らされた
こういった経験が過去にあると、自分の意見を言えなくなってしまうようになります。
否定されるのが怖い
次は、否定されるのが怖いことです。
自分の発言が、周囲に認められればいいですが、必ずしもそうではない時はあります。
特に答えのない問題に対して、意見を単純に言い合う場であっても、自分の意見が周囲から否定されるのは嫌な気持ちになります。
意見を持ち出す場である会議や打ち合わせの際に、否定をされる経験が積み重なると、
「どうせ自分の意見なんて意味ない。発言せずとりあえず聞いておこう。」
こんな感じで、意見を言うことを我慢したり、考えることをやめてしまうきっかけとなってしまいます。
バカにされるのが怖い
次はバカにされるのが怖いことです。
これは学生の頃、自分の意見を言ってバカにされた人に多い傾向にあります。
学生時代は、とにかく多数派の意見が尊重され、少数派は意見を出しづらい環境になりがちです。
その理由として、
- 一部のクラスの中心人物の意見を中心に考える
- 少数派の意見を言っても、後で先生の知らないところでバカにされる
- 変なことを言った瞬間、小バカにしたような笑い声が生まれる
このバカにされた経験が、尾を引き、大人になっても中々自分の意見を言えないという人は多くいます。
特に少数派の意見を持っている人は発言できなくってしまいがちです。
ただ、少数派の意見は貴重で、大人になってうまく仕事をしていくうえでは必要な意見になるので、意見は忘れないようにしていってほしいので、対処法まで必ず読んでほしいです。
自分に自信がない
自分に自信がないと、自分の意見を言うのは怖くなります。
バカにされたり、否定されたり、間違ったことを言ったりする経験が積み重なると、自分に自信が持てなくなってしまいます。
「どうせ自分の意見には価値がない」
こう考えてしまう人もいます。
過去の失敗経験から、自分への自信を失ってしまい、発言できなくなってしまうんですね。
この状態が続くと、意見が言えないだけでなく、自分の精神面にも悪影響があるので、早めに対処をしていくようにしましょう。
自分の意見がわからない
単純に、自分の意見が分からないという人もいます。
自分の意見を出そうと思っても、自分の意見が何なのか、どれが正しいと思うのか、考えがまとまっていない状態です。
「Aの意見も正しいし、Bの意見も正しい、どれも一長一短で答えがわからない」
こんなシーンは社会人をしているとよくあります。
こう考えている状態で意見を求められても、意見を出すことはできないでしょう。
また、学生時代の頃の経験から、バカにされたことや否定されたことが多ければ、自分の意見を考えるのが無駄だと考え、考えるのを無意識的に控えている人もいます。
「どうせ自分の意見を言っても無駄。なら黙って話だけ聞いておこう。」
この考えが続くと、自分の頭で考えることを控えて、自分の意見がわからなくなってしまいます。
こうなってしまっている人へも、対処法を実践すると少しずつ自分の考えが持てるようになるので、続きを読んでくださいね。
意見を考えているうちに話が終わる
意見を考えているうちに話が終わるということもあります。
内向的な人は、自分が発言するときによく考えてから発言することが多いです。
このよく考えることが、いい面でもあり、あだとなる面もあります。
会議や打ち合わせの時は、どんどん話が進んでいきます。
一つのことを話していて、自分の意見を考えているうちに、誰かが意見を言って、その意見についても考えているうちに、また次の誰かが発言をして…
それを繰り返して考えているうちに、自分の意見がまとまらないまま話が終わってしまう。
このタイプは意見を言おうと考えているものの、処理が追い付かずに、話が終わってしまうので、後から意見が出てくることもよくあります。
後で意見が出てきて、その場で言えなかった自分に嫌悪感を抱くこともあり、生きづらさを感じることもあります。
自分の意見を言うのが怖い人へ対処法
ここまで自分の意見が言えない人の理由を紹介してきました。
中々自分の意見が言えずに苦しんでいる人は、どれかの理由に当てはまったんじゃないでしょうか。
ここからは、そんな意見を言えずに辛い人へ、対処法を紹介していきます。
ちょっとしたコツや、考え方を意識することで、自分の意見を言えるようになります。
ぜひ、最後まで読んで、意見が言えずに我慢が続く日々から脱却しましょう。
保険をかけたうえで発言する
はずはじめは保険をかけたうえで発言することです。
間違った意見や否定されることが怖い人へ向けて、ちょっとしたコツになります。
- もしかしたら違ってるかもしれないですけど~
- 理解が悪くて申し訳ないですけど~
- 個人的な意見なんですけど~
こういった言葉を最初に使っておけば、
「この人はちょっと自信がないんだな。違っててもしょうがないと思ったうえで発言してくれているんだな。」
このように感じてくれる人が多くいます。
この言葉を使うだけで、相手からの目が優しくなり、意見を言うハードルが下がります。
もしかしたら「保険をかけたうえで発言する人がズルい」と思われるかもしれませんが、気にしなくていいです。
誰しも絶対なんてことはないので保険をかけることは何も悪いことではありません。
ぜひ、意見を言うのが怖いという人は、ちょっとずつ試してみてください。
少人数や一対一で発言する
次は少人数や一対一の場で発言をすることです。
大人数の会議では、たくさんの人がいて、話を聞いているので中々意見を言うのが厳しいという人も多いでしょう。
ただ、少人数であれば、発言するハードルがかなり下がります。
人が少ないと、自分が発言をして影響を受ける人も少なくなり、意見を言うのはかなり楽になります。
否定されることもバカにされることも、少人数であれば影響は限りなく抑えることができます。
いきなり大人数の場で発言するのではなく、少人数のちょっとした打ち合わせから、自分の意見を言う練習をしていくといいでしょう。
後で話をする
会議や打ち合わせの後で話をすることもいいでしょう。
会議中は多くの人がいるので、その場で発言をしてみんなの時間を奪うのに抵抗があるという人はいます。
そんな時は、話が終わった後、詳しそうな人や話しやすい人に、
「さっきの~ってこういうことであってます?」
こんな感じで聞いてみましょう。
聞かれる側は、話を聞いてくる人を大して気にしてないので、気にせず話しかけてOKです。
その場では話しできなくても、後で意見が思いついたり、聞きたいことが出てきたときには、この手法はおすすめです。
この方法を試して繰り返していけば、会議の場でも発言できるようになってきますよ。
内向的な会社員の生き方はこちら↓
会社員で内向的は不利?外交的な人は有利!それぞれの特徴と内向的の対策について
チャットやメールでやりとりする
チャットやメールでやりとりをすることも一つの手です。
今は会社にもチャットツールやメールが導入されていることも多いと思います。
自分の口から発言するのが苦手な人もいると思いますが、そんな人はチャットやメールを使いましょう。
チャットやメールも慣れるまでは難しいですが、相手の時間を奪うことなくコミュニケーションが取れるので、相手の時間のことを考えすぎてしまう人にはおすすめです。
また、テキストとして残るので、後で見返す時も楽ですし、後で言ったか言ってないかなどの不毛な争いを生むことも減ります。
私はかなりおすすめしてますが、会社の一部の人は未だに、
「電話か直接会話をしてこい!」
こんな発言を普通にする人もいるので、相手は選びつつ、上手く使って行きましょう。
知識を深める
自分の意見を言うために知識を深めることも大切です。
自分の意見が言えない人は、意見に自信がないことです。
自信を持つためには、やはり根拠や知識が必要となります。
知識を身につけて、自分の中にちゃんと落とし込めたのなら、自分の意見を言うことにも抵抗がなくなってきます。
自分の意見は、ちゃんと知識を身につけたうえでの発言なのですからね。
センスは知識からはじまる
こちらの本は、知識の大切さを教えてくれる面白い本です。
センスは才能と思いがちですが、実はそうではなく、知識から生まれるものと心から理解できる本なので、ぜひ読んでみてください。。
また、こちらの本なら、Kindle Unlimitedで読み放題となっています。
Kindle Unlimitedは最初の30日間は無料、その後も月額980円で200万冊以上の本が読み放題となっています。
私も利用しているおすすめのサブスクなので、ぜひ未登録の方は登録してみてください。
また、読書するなら電子書籍端末がおすすめです。
私のおすすめはKindle Paperwhiteです。
目に優しく、読書に集中できる電子書籍端末のため、読書に集中したい方はぜひ購入してみてください。
開き直る
開き直ることも一つの方法です。
どんなに意識をして発言をしても、嫌われるときは嫌われるし、間違ったことをいうこともあります。
これを100%防ぐことは不可能です。
そのため、意見を言う時はある程度開き直って思い切って発言することも大切です。
ただ、意見を言えない人が開き直るのは簡単ではありません。
会社で開き直って発言するためにできることの一例を紹介します。
- 貯金をする → 最悪会社辞めてもしばらくは生きていけると思える
- 副業する → 自分は副業で成果出してるしと謎の上から目線ができる
- 資格を取る → 私資格持ってるから知識はそれなりにあると思える
仕事とはちょっと別の視点で自信を持てるようになると、開き直りやすくなります。
直接仕事とは関係なくても、自分にとって自信が持てることが一つでもあればOKです。
当てつけでも何でもいいので、自分のできることに目を向けて、自信を持てるようにしていきましょう。
環境を変える
最後は環境を変えることです。
どんなに頑張っても、自分の意見が言えないという人はいるでしょう。
ただそれは、あなたが悪いわけではなく、環境が悪いということがあります。
- 何を言っても否定してくる上司
- 陰でバカにしてくる同僚
- 年功序列で下の意見は聞かない人達
こんな人ばかりの職場では、意見を言おうと思っても言えなくなってしまって当然です。
そんな時はすぐにでも環境を変えましょう。
環境を変える方法としては、
- 部署異動する
- 転職する
この2つがおすすめです。
部署が変わるだけで十分解決できそうなら部署異動から始めて、それでも無理そうなら転職を視野に入れるといいでしょう。
環境を変えるだけでも、あなたのことを見る目は大きく変わるので、今の職場がきついようなら実践してみてください。
転職を考えている人へ。
転職エージェントなら、無料でキャリアの棚卸~転職サポートまでしてくれます。
リクルートエージェントなら、日本最大級の転職エージェントのため、求人情報が多数掲載されており、自分が望む求人が見つかるかもしれません。
無料なので、登録だけして仕事を探してみるだけでもやってみるといいですよ。
\転職のリクルートエージェントは求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1。/
まとめ
今回は自分の意見が言えない・怖いと考えている人へ、理由と対処法を紹介してきました。
自分の意見が言えないことは、過去のトラウマを抱えていたり、自信が無かったりと理由は様々です。
自分の意見を言えずに我慢が積み重なり、ストレスを抱え、泣いてしまう人もいます。
こういった人の助けになれるよう、今回の記事を書いたつもりです。
ほんの少しでも、自分の意見が言えるきっかけになってくれると嬉しく思います。
自信がなくても発言することは、周囲にとっても新たな気づきとなり、大きな助けとなることがあります。
必要のない意見というものはなく、あなたの意見は貴重なものです。
ぜひその意見を大事にして、今後の社会人生活で活躍していけるよう、願っています。
関連記事でこちらも良ければどうぞ↓