皆さん、普段の通勤はどういった交通手段で通勤していますか?
私は約10年ほど自転車通勤をしています。
自転車通勤に興味がある人もいると思いますが、中には自転車通勤はやめた方がいいという声もあります。
今回は、私が10年間自転車通勤をしてきた経験を踏まえて、自転車通勤はやめるべきなのか、また、後悔しないための対処法について紹介します。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 自転車通勤はやめておいた方がいいの?
- これから自転車通勤しようとしている人が後悔しないためには?
- 今すでに自転車通勤の人で気を付けるべきことは?
それでは早速見ていきましょう。
自転車通勤はやめた方がいいと言われる理由
自転車通勤は気軽に通勤でき、自分のペースで通勤できるため、私は自転車通勤をかなりおすすめしています。
しかし、一部の界隈では、自転車通勤はやめておけという声もあります。
なぜ自転車通勤はやめておけと言われるのか、理由を紹介してきます。
交通事故に合う可能性がある
まずは交通事故に合う可能性があります。
自転車は軽車両ですが、自動車を運転している人からすると、歩行者と自動車の間くらいの感覚の人が多いです。
この感覚が、自転車を軽視してしまい、右左折時の巻き込み事故や、交差点での事故につながります。
私もよく経験しますが、自動車が路地から出てくるときに、左右をあまりちゃんと確認せず、接触しそうになることがあります。
おそらく、自転車のスピード感や存在感の認識がかなり低いと思います。
また、自転車を運転している人も、交通ルール、マナーを守っていないと事故に合う可能性が高まります。
自転車は自動車と違い、身体が車体から出ていて、無防備な状態なので、ちょっとした事故でも大けがにつながることもあるので十分注意しましょう。
交通事故を起こしてしまう可能性がある
先ほどは自転車は被害者側でしたが、加害者側である交通事故を起こしてしまうこともあります。
自転車はスピードもそれなりに出て、小回りも効くので非常に便利な乗り物です。
しかし、乗り物に乗っている以上、事故の加害者側になる可能性があることを意識しておきましょう。
狭い道では自転車がスムーズ進みますが、通学路や通勤路での歩行者との接触には特に注意しましょう。
自動車免許の講習でもよく言われますが、路地から急な子どもの飛び出しなんかもありえます。
自転車といえど、事故を起こしてしまうと、相手に大けがをさせてしまうこともあるし、損害賠償も多額となることだってあります。
自転車は車両である。
この意識だけは忘れないようにしておきましょう。
転倒する可能性がある
自転車は転倒する可能性があります。
車輪が二輪しかないので、小回りが利きますが、安定感はあまりありません。
急カーブをスピード出して曲がろうとしたり、無理に人や物をかわそうとしたりすると、滑って転倒することがあります。
自転車で転倒すると、かなり痛いです。
転倒の仕方によっては、骨折することもあります。
自転車は生身の体がむき出しとなっているので、ケガをしやすくなっています。
十分注意するようにしましょう。
盗難の可能性がある
自転車は他の車両よりも盗難の可能性が高いです。
自転車は誰でも乗れる乗り物であるがゆえに、盗まれてしまうこともあります。
自動車を盗もうとする人はあまりいませんが、自転車は軽く、結構簡単に勝手に乗ろうとするような人も中にはいます。
車の中では比較的盗みやすいのが、自転車です。
せっかく買った自転車が盗まれると、かなりショックを受けます。
対策をしても盗まれることはあるので、一応頭には入れておきましょう。
パンクなどの故障の可能性がある
自転車通勤していると、パンクなどの故障の可能性があることは覚えておきましょう。
パンクやチェーンが外れるなどの故障は、自転車通勤者ならだれでも体験したことがあると思います。
忘れたころに発生する故障がかなり辛く、会社に遅刻することもあったりで冷や汗をかくことも…
自転車は数年使うとどこかで壊れることを覚えておきましょう。
ある程度壊れて、都度修理が必要な乗り物と認識しておくだけで、イライラしなくなります。
ただ、突発的な故障は戸惑うこともあるので、チェーンくらいは自分でかけれるようにしておいて、近くの自転車屋さんも調べておくといいでしょう。
雨の日や風の日が辛い
自転車通勤は雨や風の日が辛いです。
自転車の宿命と言えますが、悪天候の時の自転車は最悪です。
通勤前したメイクや髪型のセットなど、意味のないものに返されるのが雨の日です。
また雨の日は、スリップしやすかったり、視界が悪かったりと、事故の可能性が高くなります。
雨にぬれたり、湿気でべたべたしたりと、ストレスを感じることもあるので、悪天候の日の通勤方法は考えておきましょう。
可能であれば悪天候の日は別の通勤手段を利用する方が安全で、ストレスも少ないと思います。
夏や冬が辛い
悪天候以外にも、夏や冬は辛いです。
夏は汗をめちゃくちゃかきますし、冬は手がかじかみ、耳が痛くなります。
どちらもかなり辛い思いをしながら出勤しないといけません。
対処法をしっかり知って、対策しておかないと通勤するだけでかなりストレスを感じてしまい、体調を崩してしまうこともあります。
ただ、どんなに対処しても辛いものが楽になる程度のもので、辛くなくなるわけではありません。
自転車通勤は、天候や気候に大きく左右される通勤手段なので、ある程度覚悟はしておきましょう。
自転車通勤で後悔したくない人が注意すること6選
ここまで自転車通勤をやめた方がいいと言われる理由を紹介してきました。
自転車通勤にはデメリットもありますが、利便性・手軽さ・スムーズな通勤ができるなど、メリットもかなり多い通勤手段になっています。
ここからは自転車通勤で注意することを紹介します。
紹介する点を押さえておけば、自転車通勤も快適なものとなり、ストレスもかなり抑えられます。
ぜひ最後まで読んで、役に立ててください。
交通ルール・マナーを守る
交通ルールとマナーは守るようにしましょう。
交通ルールとマナーは、自分を守るためにも必ず守るようにしてください。
これだけで自分が事故に合う確率も起こす確率も格段に減らすことができます。
- 一時停止の場所は自転車も止まる
- イヤホンをして自転車を運転しない
- 左側通行をする
- 信号は守る
- 暗くなってきたらライトをつける
こんな感じで、基本のルールを守りましょう。
事故を起こしてしまうと何もかも台無しになる可能性があるので、気を付けるようにしましょうね。
スピードは出しすぎない
自転車でスピードを出しすぎないようにしましょう。
自転車は気軽に乗れる乗り物ですが、スピードがかなり出るので、一歩間違うと危険な乗り物になります。
特にクロスバイクを乗っている人が最近多いですが、原付と同じくらいのスピードで歩道を走っている人も見かけます。
これはかなり危ないです。
歩道は駐車場の出入り口や飛び出し口の近くのため、歩行者や車を避けづらくなっています。
安全のことを考えるなら、スピードは出しすぎないようにしましょう。
自転車だからと軽視して運転していると、歩行者に大けがをさせることもあります。
自分が対応できる範囲のスピードで、安全運転を心がけましょう。
ヘルメットを着用する
自転車に乗るときはヘルメットを着用するようにしましょう。
2023年4月より自転車を運転する時のヘルメット着用が努力義務となりました。
各自治体でもヘルメットの着用を求める動きが強くなっており、ゆくゆくは着用が強制となる可能性もあります。
自転車の交通事故で頭を打ってしまうと、重傷になることもあるので、身を守るためには着用しておいた方がいいです。
今はヘルメットもおしゃれで機能性が高いものも増えているので、自分の気に入ったヘルメットを購入するといいでしょう。
盗難対策をしっかりする
盗難対策をしっかりするようにしましょう。
自転車は軽い乗り物で、盗難対策をしていないと盗まれることは結構あります。
そのための対策として、
- 防犯登録をする
- ロックをする(動かないものに固定も忘れずに)
- できればツーロックする
- 自宅では室内で保管する
これらの対策をすることで、盗難のリスクは著しく低下します。
面倒だと思うかもしれませんが、大切な自転車を盗まれないためにも実践するようにしましょう。
雨・季節の対策グッズは必ず用意する
雨・季節の対策グッズは必ず用意するようにしましょう。
自転車は悪天候と季節の対策は必須です。
基本的にどんな時も自転車通勤をすることを考えているなら、最低限これらのグッズはそろえておきましょう。
- 雨の日に備えたレインコートとレインブーツ(レインブーツは意外と忘れがち)
- 暑い日に備えて汗拭きシートと制汗グッズ
- 寒い日に備えて手袋と耳当て
これらのグッズを備えておくことで、ある程度の天候の日なら自転車で通勤することができます。
これらのものを選ぶときに注意するべきは、長く使うものはある程度いいものを選ぶことです。
レインコートで言うと、しっかりした素材のものを選ばないとすぐに破れてしまったり、雨が入ってきたりします。
一度買うと長く使うことになるので、ある程度いいものを選びましょう。
最寄りの自転車屋さんを把握する
通勤ルート上で、最寄りの自転車屋さんを把握することも意外と大切です。
自転車通勤をしていると、想定外のトラブルが急に発生します。
- 朝自転車に乗ろうとしたら、空気がなくなっている!
- 自転車で走っていたら、急にパンクした!
- ブレーキがほとんどきかなくなって、危ないかも…
こんな時に焦らないためにも、自転車屋さんを把握しておきましょう。
ちなみに私も、キャップが摩耗して空気が抜けてたり、釘を踏んでパンクしたりと、長く自転車通勤してるとこういったトラブルはよくありました。
特に朝こういったトラブルになると、時間がなく焦りがちです。
落ち着いて対処できるように、あらかじめ大体の場所を知っておくと、スムーズに対応できるようになりますよ。
まとめ
今回は自転車通勤をやめた方がいい理由と後悔したくない人が気を付けるべきことを紹介してきました。
自転車は気軽に乗れて、スピードも出る便利な乗り物となっていますが、その分危険な乗り物でもあります。
「自分は事故なんて起こさないから大丈夫」
そう思っていても起こしてしまう可能性があるのが、交通事故です。
自分でできることは自分で備え、加害者にも被害者にもならないよう、安全に乗るようにしましょう。
とはいえ、自転車は便利で運動にもなるし、満員電車からのストレスを受けることがない、おすすめの通勤手段です。
安全に気を付けて、よい通勤ライフをお過ごしください。
他の通勤手段も気になるという方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。