「学生時代から運動好きじゃないんだよなあ」
社会人になってからもこう思っていて、運動していない人多いと思います。
私は学生時代運動部に所属していましたが、正直なところ学校の部活動や体育はめちゃくちゃ好き!というわけではありませんでした(理由については後ほどご紹介します)。
また、運動音痴だと余計に運動が嫌いと感じる人がいます。
私は運動音痴というほどではありませんでしたが、運動部に入っていた割には運動神経が悪く、周囲からバカにされた経験があります。
そのため、運動ができない人の気持ちはよくわかります。
そんな私も、社会人になってからも定期的な運動は継続しています。
健康のことを考えると定期的な運動は継続した方がいいですからね。
ここでは、運動嫌いの理由と運動音痴で生きづらい人へとその解決方法について、私の主観で紹介していきます。
- 学生のころから運動は好きじゃない
- もう部活で十分やったから社会人で運動したくないよ
- 学生時代の部活や体育好きじゃなかったから…
- 運動音痴の生きづらさを解消したい
- 運動音痴だけど、運動は好き!どうすれば…?
こんな人に少しでも運動するきっかけになればうれしいです。
※なお、この記事はあくまで私の主観に基づいて書いている記事であり、学校教育や先生方、指導方針等を非難する意図は全くありませんので、ご容赦ください。
なぜ運動が嫌いなのか
まず、運動嫌いの人は、なぜ運動が嫌いになってしまったんでしょうか?
基本的に、誰しも小さいころは運動が好きだったはずです。
小さい子って理由なく走り回ったり、追いかけっこしたりするのが大好きですからね。
どこからか、運動が嫌いになってしまうきっかけがあったはずです。
理由を知ることで解決策も出てくる可能性があるので、紹介します。
学校の体育がつまらないから
まずあげられる理由は「「学校の体育がつまらないから(つまらなかったから)」です。
下手するとすべての根源は「体育がつまらないから」になるかもしれませんが、今回は体育の授業そのものに観点を当てます。
体育の授業ってつまらない、退屈、おもしろくないと思うところ、いくつかありますよね。
- 「気を付け」「前へ習え」などの整列の練習
- 運動会の声出し、授業の時間目いっぱい使うラジオ体操や行進の練習
- 毎年冬のキツイ、辛い持久走
など人によると思いますが、体育の授業でつまらないこと多かったと思います。
おそらく昔からの教育方法を踏襲して続けているんだと思いますが、こういったことが原因で運動嫌いになってしまうとその子がかわいそうです。
私は学校の教育方針等詳しくないですが、「運動が楽しいと思えること」を目指すのが体育の目的じゃないかと勝手に考えていました。
運動を通してよりよい人生となるようにするなら、「運動そのものの楽しみ方を教えて欲しかったな…」と思ってました。
先生が嫌いだったから
続いて「体育の先生が嫌いだったから」です。
幸い、私の通っていた学校の先生は嫌いではなかったですが、中には嫌いだった人もいると思います。
- 言うとおりにしないと怒る
- 部活では勝つことしか考えていない
- えこひいきする
など、こういった人は少なからず存在しています。
子どもから先生を選ぶことは難しいので、こればかりは運である以上どうしようもないところが出てきます。
いわゆる教師ガチャ状態ですね。
あまりにも行き過ぎた指導の場合は、親御さんや別の先生に相談することで解決する可能性もあるので、困っている方は相談してみてください。
優劣の差を感じるから
次は「優劣の差を感じるから」です。
あの人は運動できてすごい…、それに比べて私は…と悩んでしまう人はいると思います。
私も運動神経がいい方ではなかったので、かなり優劣の差を感じました。
この優劣の差で周りからバカにされたり、悩んでしまうことが多くあり、今でも時に思い出してしまいます。
- 部活動で私だけ下手で、試合でも途中交代ばかり
- 球技大会でミスして負けてしまった時の周りからの非難
- 体育の授業でも、運動部なのにうまくない…と言われる
こういった経験が今でも頭の片隅に残っています。
また、部活のタイム走でも、「〇〇秒以内で10回全員走るまで終わらない」みたいなことをよくやってました。
足も遅かったので、よくタイムオーバーで迷惑をかけていましたが、よくよく考えると
「もともと足早い人有利すぎないか?」
と思っていました。
私は全力で走ってギリギリなのに、もともと早い人は8割とかで走ってもクリアできる。
そこで私がクリアできなかったら周りから散々文句を言われる…
「一生懸命やってるのに不公平じゃん!」と子どもながらに思ってました。
他にも多くの経験で優劣の差を感じることがありました。
私は運動嫌いにはなりませんでしたが、正直、「よく運動部続けたし、運動嫌いにならなかったなあ」と感じています。
運動部のノリが嫌いだったから
最後に「運動部のノリが嫌いだったから」です。
運動部所属していた人がメインになりますが、運動部と絡んでいた人も共感できるところがあると思います。
- 運動部の上下関係がうざい
- 外交的な人が多すぎて、内向的な人は肩身が狭い
- やればできるんだからやれよみたいなノリ
- とにかくでかい声を出せ
運動部全てがこうではありませんが、中にはこういったことで不快に感じることも多かったと思います。
私は割と上記の運動部のノリが苦手でした。
先輩の言うことは聞かないといけないし、ノリが良くないと周りからは冷ややかな目で見られるし、できない人への風当たりは強いし、声が枯れるまで声を出さないといけないし…
私は後輩にこういった思いをさせたくないと思って、気を付けて行動しましたが、後輩からも舐められる始末…
結局、後輩も運動部のノリを引き継いでましたね。
おそらくですが、私の能力の低さを見抜かれ、「下に見てもいい」と判断されたんでしょうね。
上下関係はその人にとっての上下基準があるので…
私のケースは稀かもしれませんが、運動部のノリが嫌いで運動嫌いになる人も一定数いると思います。
運動音痴が生きづらいと感じる理由
運動が嫌いな人に加え、運動音痴だと特に生きづらさを感じます。
運動音痴は生きづらいと思うきっかけは、主に学生時代にあります。
今学生の人、社会人の人も、運動音痴で生きづらさを感じた人には共感できる内容になっています。
どれかに、もしくは複数当てはまる人もいると思いますので、一つずつ見ていきましょう。
運動音痴はバカにされる
まず運動音痴というだけでバカにされます。
学生時代は運動神経がいいか悪いかで、スクールカースト上位に行けるかどうか、大きく影響します。
現に、スクールカースト上位層は、大概運動神経がいい人間です。
運動神経がいい人が皆が皆ではありませんが、一部の人は運動音痴をバカにします。
また、体育や球技大会では、運動音痴の人が浮き彫りになってしまい、周りから見せ物のようになることもあります。
運動音痴の人は恥ずかしさを感じることになるでしょう。
これが原因で、一部の人間がバカにするような幼稚な行動が生まれてしまいます。
一部のスクールカースト上位層がバカにすることで、他の人からもバカにされることはよくあるため、運動音痴はかなり生きづらいと感じるでしょう。
運動音痴は扱いが悪い
運動音痴は扱いが悪くなります。
先ほどのバカにされるとも似てきますが、運動音痴は球技大会や体育祭、部活などの学生生活の一大イベントで見せ物のようになってしまうことがあります。
学生たちにとっては、この一大イベントが大きな影響をもたらしており、ここで失敗すると一気に扱いが悪くなります。
- 球技大会でミスした仲間をイジリ倒す
- 部活で下手な人は、人権が無いように扱われる
- 上手い人から、下手な人がいる体育は面白くないと言われる
こういったように、運動音痴に対する扱いは非常に悪くなりがちです。
絵が下手とか、リコーダーができないとか、勉強ができないとかでは、生徒同士でここまで扱われることはありません。
学生の運動ができないことに対する扱いの悪さは、教育的にも良くないので何とか改善してほしいと思っています。
運動音痴はモテない
運動音痴は学生時代モテません。
学生時代の女子は、足が速かったり、スポーツができたりと運動ができる人が好きになることが多いです。
バスケ部のキャプテンとか、サッカー部のエースストライカーとか、野球部のエースで4番とか、こういった人たちですね。
やはりこういった人は、周りからもちやほやされてかっこいいですからね。
反対に運動音痴は、全くモテません。
むしろ女子からも扱いが悪くなります。
運動音痴は、運動神経がいい人達を引き立てるモブキャラでしかありません。
せいぜいモテる人達の足を引っ張らないように頑張って、何とか普通の人と同じラインに立てるか立てないかくらいです。
運動音痴は自信がない
運動音痴は自信がなくなります。
学生時代に運動音痴が原因で、バカにされたり、扱いが悪くなったり、モテなかったり。
これらが相まって、運動音痴は自分に自信がなくなる人が多くいるように見えます。
冷静に考えて、運動音痴は見せ物にされてバカにされてきた経験ばかりだと、自信が持てないのは仕方ないですね。
しかし、この自信がない状態は、学生時代だけでなく、社会人になっても続く人もいます。
学生時代の話題は、案外大人になってからもするし、社会人になってからも会社行事や子どもの行事で運動することがあります。
ここでも昔の運動音痴の経験がフラッシュバックしてしまって、自信がなくなってしまうことを引き起こしてしまいます。
運動音痴が原因による自信のなさを克服するのは人縄筋ではいきません。
運動音痴が運動嫌いを解決する方法について
ここまで運動嫌いになる理由を紹介してきました。
こういったことが原因で運動嫌いになり、「もう運動なんてしない…」と思ってしまうことはもったいないです。
ここからは運動嫌いを解決する方法について紹介していきます。
運動することのメリットを知る
まずは運動することのメリットを知りましょう。
一般的に運動することのメリットはこういったものがあります。
- 健康・体力維持、向上につながる
- 理想の体型に近づける
- 睡眠の質が高まる
- 心理的にも気分が良くなる
運動することのメリットについては、このほかにもたくさんあります。
たくさんのメディアやYouTubeでも、運動することのメリットは計り知れないことを紹介しています。
運動することで人生の質が今よりも向上するなら、やった方がいいですよね。
今後の人生を見据えても、年を取ってからの健康を考えると運動はした方がいいのは間違いありません。
できれば学校の授業で教えてほしかったですね…
メリットを知ることで運動するきっかけになるので、ほかにもぜひ調べてみてください。
きつくない程度に運動する
次は「きつくない程度に運動する」ようにしましょう。
学生時代の運動ってきついことが多いですよね。
体育だと冬場の持久走。
寒い中何キロも走る…走るのが好きな人ならいいですけど、好きな人じゃないと辛いですよね。
また、運動部の部活。
限界まで追い込んで、きつい思いして、夏場だと倒れる人も出てきたりして…
とにかくきついので、「早く終わってくれ…」と思ってました。
運動に嫌な思いがある人はきつくない程度の運動をしましょう。
きついととにかく続きません。
- ウォーキングがてら近くを散歩
- ストレッチやヨガ
- 朝のラジオ体操
- 寝ながらでもできる筋トレ
など、軽く体を動かすくらいで大丈夫です。
一度試してみてほしいですが、軽く汗をかくくらいの運動だったら、運動した後清々しい気分になります。
いい汗かいたな…くらいの運動なら、「もう嫌だ」と思わずに、またやってみようと思えてきます。
競争しない運動をする
まずは、競争しない運動をすることをおすすめします。
学生時代の体育や球技大会は、みんな子どものため、勝つことを目的にし、負けたら犯人を非難する傾向がありました。
しかし、ある程度年を取ってきて、みんな大人になると、勝ち負けじゃなく運動そのものを楽しむことを目的に運動することが多くなります。
勝ち負けにこだわらない運動であれば、運動音痴であっても運動を楽しむことができるようになります。
- 仲のいい仲間とラリーを続けるテニス
- 公園でキャッチボールやバドミントン
- 一人でもできるウォーキングや筋トレ
こういった運動であれば、運動音痴を気にしている人でも楽しめるんじゃないかと思います。
気楽に楽しめる運動を探してみると、運動嫌いを避けられるかもしれませんよ。
和気あいあいとしたメンバーと運動する
次に、和気あいあいとしたメンバーと運動することをおすすめします。
先ほども言ったように、勝ち負けにこだわるのではなく、運動そのものを楽しむメンバーと運動するとかなり楽しくなります。
そのために、価値観が合う運動仲間を見つけるといいでしょう。
- 職場で話が合う先輩や同僚
- 学生時代仲がよかった友人
- アプリで運動音痴、未経験OKのサークルを探す
運動嫌いになるのは、運動してきた環境が悪かったことが多く、楽しめるメンバーと運動すれば、運動そのものは楽しくなります。
心が広いエンジョイ勢と楽しく運動できれば、運動音痴でも運動が楽しめるようになるかもしれません。
運動音痴でもできる競技だけする
運動音痴でもできる競技だけするのもおすすめです。
学生時代のスポーツでは、反射神経や運動神経が必要なスポーツが多いですが、そういった能力が必要ない、運動音痴でも向いてい競技があります。
運動音痴でも向いている競技の一例を紹介します。
- 皆が気軽に練習できないスキーやカヌー
- とにかく技術が大事なゴルフ
- 反復練習で一人でもできるダンス
- 淡々とできるジョギングや水泳
簡単に練習ができないスポーツや、反射神経が必要ないスポーツを選べば、運動音痴でもやりやすいと思います。
こういったスポーツを選べば、運動神経がいい人も簡単にできないスポーツが多いため、運動音痴でも楽しめるようになるでしょう。
一人で運動する
私個人的には、一人で運動することをかなりおすすめしています。
運動音痴は誰かと運動して、バカにされたり見せ物にされた経験があるため、誰かとやるスポーツ、特に団体競技はあまり向いていないと考えています。
そのため、マイペースに取り組むことができる運動が向いていると言えるでしょう。
一人でもできるスポーツはかなりあります。
- ジョギング
- ウォーキング
- 水泳
- 登山
- 筋トレ
- ゴルフ
他にも一人でできる運動は多くあるので、自分に合ったものを探してみてください。
自分のペースで自分のしたい運動をする
最後に「自分のペースで自分のしたい運動をする」ことです。
何ならこれが一番大切かもしれません。
学校や部活と違い、社会人になってから運動するときは、「好きな人と、好きな時に、好きな運動」をすることができます。
学生時代の運動部のノリが苦手ならそのコミュニティは避けて、嫌な人がいれば他の場所へ行くようにし、その運動が面白くないと思ったなら他のことをすればいい。
とにかく、自分のペースで自分の好きな運動をしましょう。
- 学生時代は興味なかったけど、テニス教室に行ってみようかな
- 仲のいい友人がバレー始めたらしいから、一緒にやってみよう
- 部活でやったサッカーは嫌だけど、気楽にやるフットサルならいいかも
- サーフィンかっこいいからやってみよう
- エクササイズ動画、面白いから見ながらやろう
とりあえずこれくらいの感覚で気楽にやってみましょう。
学生時代運動嫌いで運動部でもなかった人が、地域のサークルやコミュニティに参加している人は案外多いので、運動が得意不得意関係なく楽しめている印象があります。
誰かに強制されるわけでもないし、誰かと比較するわけでもない。
自分の好きな運動すると、結構楽しいですよ。
誰かとする運動が苦手なら、エクササイズ動画見ながらやってみたり、ジョギングしたり、一人でできる運動もおすすめです。
自分のペースで運動したい方へおすすめのジムは、chocozapです。
筋トレガチ勢はいないし、トレーナーもいない。
24時間いつでも自分の好きな時間で好きなだけ取り組むことができます。
月額3,278円(税込)で他のジムよりも格安で通えるため、おすすめです。
また、在宅ワーカーの方に向けて、運動習慣のアンケートを、筋トレについて発信するユウヤさんが集計してくれたので、参考に読んでみてください。
ぜひ自分に合った運動を探してみてください。
まとめ
今回は運動嫌いになってしまう理由と、その解決方法について紹介しました。
この記事はゴリゴリのスポーツマンからすると、
「運動ができないのは努力が足りないからで、誰でもやったらできるんだから甘えるな!環境のせいにもするな!本当に努力してできるようになれば楽しくなるから!」
と言われそうですが、誰でもそこまで興味を持って取り組めるほど強い人ばかりではありません。
できる人からすると、努力していないように見えるかもしれませんが、できていない当人は当人なりに努力しているケースもあります。
運動音痴は、特に学生時代に辛く、大変な思いをして生きづらさを感じてしまいます。
こういった人は、学生時代辛くても、社会人になると運動音痴が浮き彫りになるケースはかなり減ります。
そのため、今学生で運動音痴で辛い人は、さっさと社会人になるのを待つか、今回の対処法を試してみてください。
社会人になっても学生時代のことを気にしてしまうことはありますが、学生時代ほどではありません。
運動音痴で生きづらいのは、学生のうちだけなので、あまり気にしすぎず生きていきましょう。
一時の運動できない経験が、一生の運動嫌いにつながってしまうのが非常にもったいないなと思ったので、今回はこの記事を書かせてもらいました。
この記事を読んでくれた方が、少しでも運動に前向きに取り組めるようになればいいなと思っています。