「高卒で1年目だけど、給料少なくて貯金なんてできないよ…」
こう悩んでいる人いるんじゃないでしょうか?
確かに高卒だと、大卒の方々に比べると給料が少ないです。
入社してから数年間は特に給料は少なく、生活が厳しいと感じる人はいるでしょう。
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」によると、高卒の初任給の平均は、男性168,900円、女性164,600円となっています。
ここから、税金や社会保険料が引かれると、手取り額は13万円~14万円くらいになるでしょう。
この手取り額だと、貯金するのはできない思われがちですが、諦めてしまうのは早いです。
手取り額が少ないうちから、貯金習慣を身につけることで、将来的に大きな資産を築くことができます。
今回は高卒で就職してすぐでもできる、収入が少なくても貯金できる方法を紹介します。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 高卒で手取り額が少なくて、貯金なんてとてもできないよ…
- 高卒で貯金してる人はどんなことをしているの?
- 低学歴・低収入でも貯金したい!
ぜひ最後まで見ていってください。
高卒で貯金できない理由は?
高卒で就職してすぐは貯金がしづらいと感じませんか?
私は就職して数か月は全く貯金できる気がしませんでした。
それは、なぜだったのか…今ならわかります。
ここでまずは、貯金ができないと感じる要因を紹介していきます。
生活用品の購入
就職してすぐは、いろいろと購入するものが多くあります。
スーツにビジネスバッグ、一人暮らしするなら家具家電等…
これらのものは購入するとかなりの金額になります。
特に一人暮らしを始める人の場合、初期費用は50万円程度は見込んでおいた方がいいでしょう。
また、最初は十分足りていると思っても、生活していくうちに、
「インテリアにもこだわりたいし、新しい家電も欲しい」
こう思ってしまい、新しいものが次から次に欲しくなってしまいます。
こうなると、貯金するのは難しくなるでしょう。
生活習慣がつかめない
仕事を始めてすぐは生活習慣がつかめません。
月のいつ頃にどんな仕事、イベントがあって、どの時期は忙しくなるのか、全くわかりません。
そのため、プライベートの計画も立てづらいことに加え、お金の計算もなかなかできません。
「飲み会がある頻度もわからないし、必要なものが何があるかもよくわからない」
こんな状態だと、何どれくらいお金がかかるのか家計の予測ができないので、貯金がしづらくなるのは当然と言えるでしょう。
収入が少ない
高卒だと、収入が少ないため、貯金が難しいと感じる人もいるでしょう。
「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別」によると、19歳以下の平均月収は約184,600円です。
また、学歴別の平均月収を見ても、高卒は収入が少なくなりがちです。
高卒:約273,800円
専門学校卒:約294,200円
高専卒、短大卒:約292,500円
大卒:約362,800円
大学院卒:約464,2000円
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別
当然ですが、収入が少ないと、その分貯蓄に回すお金が少なくなってしまいます。
お金の知識・スキルがない
お金の知識・スキルがないことも貯金ができない理由と言えるでしょう。
当然ですが、知識・スキルがないと、お金の管理はできません。
しかし、高卒で就職してすぐ、お金の知識やスキルを身につけている人はほとんどいません。
この知識・スキルがないと、
- お金を貯めるにはどうすればいいのか
- お金を稼ぐにはどうしたらいいのか
- お金を運用するのはどういうことか
こういったことがまるでわかりません。
これにより、貯金することが難しいと感じるでしょう。
低学歴・低収入でも貯金できる方法
ここからは低学歴・低収入でもすぐできる貯金アイデアを紹介します。
これから紹介する内容は、特別な能力やスキルがなくてもできることになります。
明日からでもすぐにできる貯金方法なので、取り入れれるものから取り入れてみてください。
先取り貯金
まずおすすめの方法は先取り貯金です。
お金の知識がないうちは、ひとまず、給料口座から天引きで貯金をするように設定しましょう。
もし会社に財形貯蓄制度があれば活用し、もし無いようであれば給料口座から定期預金で貯金をするようにしましょう。
「先取り貯金なんて効果あるの…?」
こう思っている方もいるかもしれませんが、効果はあります。
就職してすぐ、特にお金の知識・スキルがないうちは、どうやって貯金をすればいいのかわかっていません。
そのため、自動的にお金が貯まる仕組みを用意し、残ったお金で生活をするようにすると貯金ができるようになります。
モノを減らす・増やさない
モノを減らすこと、増やさないことも貯金に繋がります。
就職したばかりで、まだモノがほとんどないという人は、増やさないように意識してください。
モノは最初の購入費用に加え、メンテナンスの費用もかかってきます。
それに加え、増えれば増えるほど、広い家が必要となり、家賃が上がるきっかけになってしまいます。
モノは増やさないに越したことがないので、意識していきましょう。
学生時代の遊びを忘れない
学生時代の遊びを忘れないことも、貯金するための一つのアイデアです。
高校を卒業し、社会人として生きていくと、皆お金を使って遊ぶことを覚えてしまいます。
パチンコやタバコ、飲み会に車、旅行やゴルフなど…
どれもお金がかかることばかりですが、大人になるとみんなやりたくなるんです。
ここでみんなと同じことをしても、高卒で給料が少ない状態だと、とても貯金なんてできません。
そこで、学生時代にしていた遊びを忘れないようにしてください。
学生時代は大してお金を使わなくても、しっかり遊べていたはずです。
川や海で遊んだり、友人とひたすら話をしたり、家でお菓子食べながら集まったり…
これらの遊びで十分楽しかったはずです。
社会人になったからといって、わざわざお金をかけて遊ぶ必要はありません。
ここを気を付けるようにすると、貯金できるようになりますよ。
とにかく固定費を削る
とにかく固定費を削ることで、貯金できるようになります。
もし一人暮らしをしているなら、生活費のうち、固定費を削りましょう。
家賃や駐車場代、サブスク、通信費、保険料など、固定費は生活に占める割合がかなり高いです。
支出を削ろうとすると、固定費は避けては通れません。
固定費は一度削ると、今後ずっと費用を削ることができるので、効果が大きく持続します。
特に家賃は支出の割合が大きくなりがちなので、抑えれる範囲で抑えるようにしましょう。
会社の福利厚生を使いこなす
会社の福利厚生は必ずチェックして使いこなしましょう。
- 家賃補助や社宅・社員寮
- カフェテリアプラン
- 財形貯蓄制度
- 食堂や昼食補助
- レジャー施設や宿泊施設の割引
会社員によりますが、こういった制度があるかどうか必ずチェックし、もしあるようであれば存分に使わせてもらいましょう。
「福利厚生なんて大してお金に影響ないでしょ」
こう思っているかもしれませんが、案外バカにできません。
これらの制度を使いこなすことで、年間数十万円以上お金を節約することができます。
近くの会社の先輩方に聞いてみて、活用できるものはどんどん使ってきましょう。
お金の知識を身につける
一朝一夕で身につくものではありませんが、お金の知識を身につけることは、貯蓄するうえで避けては通れません。
社会に出ると、お金のことでわからないことはたくさん出てくるはずです。
- 税金や社会保険料
- 生命保険や医療保険
- ローンなどの借り入れ
- 投資や貯金の方法
- 国の制度や保障内容
これから社会に出る人は金融教育を受けるかもしれませんが、これらのことは、学校ではほとんど教えてくれませんでした。
学校で教えてもらったとしても、私は十分な知識はすぐには身につかないと思っているし、自分事にならないとなかなか理解できないこともあるでしょう。
社会人になったのなら、必ずお金の勉強をし、マネーリテラシーを身につけてください。
マネーリテラシーがあるとないで、今後の人生、ハードモードにもイージーモードにもなります。
今の時代YouTubeや書籍で十分学ぶことができるので、ぜひ勉強してみてくださいね。
勉強して資格をとるなら、簿記とFPの資格にもチャレンジしてみると、よりお金の知識が深まるでしょう。
お金の勉強をしようと思っている人は、「お金の大学」がおすすめです。
イラストも多いので理解しやすく、主にお金の貯める力、稼ぐ力、増やす力をメインに学べる本となっています。
また、読書をこれからしようと思っている人は、Kindle Unlimitedがおすすめです。
Kindle Unlimitedは最初の30日間は無料、その後も月額980円で200万冊以上の本が読み放題となっています。
私も利用しているおすすめのサブスクなので、ぜひ未登録の方は登録してみてください。
紹介している本もKindle Unlimitedで読み放題対象の本なので、すぐに元は取れます。
また、読書するなら電子書籍端末がおすすめです。
私のおすすめはKindle Paperwhiteです。
目に優しく、読書に集中できる電子書籍端末のため、読書に集中したい方はぜひ購入してみてください。
ちなみに本を読むのも面倒…という人は、耳から読書するAmazonAudibleもおすすめです。
ながら作業で本の情報を頭に入れることができるので忙しい社会人にはぴったりですね。
まとめ
今回は高卒が貯金できない理由と、低学歴・低収入でも貯金できる方法を紹介しました。
高卒は世間一般的には、学歴が低く見られ、収入が少なくなりがちです。
しかし、収入が少なくても、貯金する方法はいくらでもあります。
ちゃんとお金の知識・スキル・考え方を学べば、誰でも月に3万円くらいは貯金できるようになるでしょう。
他にも生活に役立つ記事を書いているので、参考に読んでみてくださいね。