皆さんの職場には、どんな上司がいますか?
優しい上司、締め切りに厳しい上司、一日ネットサーフィンして過ごしている上司…
いろいろな上司がいると思いますが、今回は体育会系の上司にスポットを当てていきます。
体育会系の人と言えば、上下関係に厳しい、しんどいこともやりきる、できないことは甘え、などいろいろなイメージがあります。
そういったイメージの上司に対して正直、
「今の時代に合っていないし、一緒に仕事するのしんどい…」
こう思う人もいることでしょう。
今回はそういった人のために、体育会系上司が合わない人へ、その理由と対処法を紹介していきます。
体育会系上司との関係性に疲れてきたという人や、体育会系上司の思考について知りたい人は勉強になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
体育会系上司の特徴
本題に入る前に、まずは体育会系上司の特徴を紹介していきます。
体育会系上司のよく聞く特徴と、私の偏見が入っている体育会系上司の特徴はこんな感じです。
- 規律を守る
- チームワークを大切にする
- 体力がある
- 競争心がある
- 和を乱すものに厳しい
- 上下関係は絶対
- 「自分が昔やったんだから今の子もできるだろ」精神
- 情熱・根性・気合などの精神論
- 飲み会やイベントの集まりは強制参加
- プライドが高い
- 他の考えを理解しようとしない
- 感情的に指導する
- 恩着せがましい
- 声が大きい
はい、これを見て皆さんはどう思うでしょうか?
当然いいところもありますが、正直私は苦手だな…と感じます。
同じように思ってくれた人はおそらく、私と考えが似ていると思います。
体育会系上司に悩まされている、今後体育会系上司に当たった場合は悩まされる可能性があります。
続けて、なぜ体育会系上司と合わないと感じるのか、理由を見ていきましょう。
体育会系上司と合わない理由
では、体育会系上司と合わない理由について、紹介していきます。
これも私の経験と考えに基づいて紹介します。
今までの人生で1度でも体育会系上司と合わないなと思った人は、読んでみると面白いですよ。
上の言うことは絶対!上下関係に厳しい
まずは上下関係に厳しいことです。
体育会系上司は
「とにかく上からの指示は絶対!」
できないとか言おうものなら、徹底的に理由をつぶしてやらそうとしてきます。
これは、体育会系上司も担当や部下として働いていた時に、同じことをされていた可能性が高いです。
上司や先輩から理不尽な要求をされても、NOと言えずに必死でやってきた経験があります。
昔は今ほどハラスメントにうるさくなかった時代で、そういった経験で成長してきた背景があります。
その経験があり、上司になった今も部下に同じように接してしまっている状態です。
そういった背景があるとはいえ、無理難題や、そこまでやらなくてよいことをやらそうとする体育会系上司とは、合わないと感じることは多々あります。
今の時代を生きている人からすると、
「上からの指示が絶対とか古いし、今はフラットなコミュニケーションが主流でしょ…」
と考えて、体育会系上司とは合わないと思う人は少なくありません。
自分の時代が正義!新しい考えを受け入れない
次は新しい考えを受け入れないことがあげられます。
先ほども少しふれたように、体育会系上司は自分たちは昔やってきたことが正しいと感じ、中々その考えを脱却できずにいます。
体育会系の部活でも未だにあげられますが、昔は指導として鉄拳制裁やケツバットなどは普通にありました。
そういった教育を受けてきた人が、指導する立場になり、自分たちがやられた指導を同じようにやる指導者は後を絶ちません。
結局、価値感が古いままでアップデートできていないんです。
会社でも同じように、
- 残業してでも成果を出すことが優先
- 営業と言えば必ず現場へ出向いて顔を見て会話するのが必須
- 上司から言われたことに意見なんて俺の時代ではありえなかった
こんな考えを持っている体育会系上司は未だにいます。
この昔の考えを聖域化してしまっている上司に、ついていけないなと感じる人は多いでしょう。
親睦が大事?飲み会などのイベントが好きすぎる
体育会系の人は、飲み会などのイベントが好きすぎることがあげられます。
何かにとチームワークや親睦を大事にすることが多い体育会系は、みんなで集まって何かをすることが大好きです。
- 親睦会、達成会などの理由を付けて飲み会
- 休日も上司や役員たちとのゴルフコンペやバーベキューなど
こういったイベント毎で人を集めて、楽しもうとします。
こういったことが好き、積極的に参加したいという人はいいですが、仕事終わりや休日は自分の時間を過ごしたいと思っている人にとっては苦痛でしかありません。
仕事とプライベートの時間を分けて過ごしたいという人はかなり多いので、そういった人が自分の時間を犠牲にしてイベント毎に参加することになるのは避けたいと考えています。
そのため、イベント好きな体育会系の上司とは合わないと感じる人も少なくないです。
情熱・やる気!精神論が多い
精神論が多いこともあげられます。
体育会系の人は、論理的なことよりも、情熱ややる気などの精神論が多いです。
「仕事に熱意を持って取り組め」
「そのためにかけれる時間はかけろ」
「できないんじゃなく、やってないだけだ」
こういった発言は普通に出てきます。
体育会系の上司が担当でやっていた時には、情熱や熱意などを持って取り組み、とにかく会社に時間をかけて貢献してきました。
効率的なことよりも取り組む姿勢であったり、かけた時間であったり、そういったことを重視する人が多いです。
確かに大切なことではありますが、今の時代に共感できないような考え方もあり、合わないと感じる人も少なくないです。
繊細さんにはびっくり!声が大きい
体育会系の上司は声が大きい人が多いです。
体育会系の人は、基本学生時代に運動部に入っていた人が多く、
「とにかく声を出せ」
「先輩や先生には大きな声であいさつしろ」
こう教えられてきた人が多いです。
声が大きなことは、元気があり、人から好印象持たれることも多く、就活の時や若手の時はいい方に働くことも多いです。
ただ、部下からすると声が大きなことが、怖い、威圧的に感じる、などのデメリットに働くことも多いです。
上司からはそんなつもりがなくても部下を委縮させるようなきっかけにもなってしまいます。
結構声が大きな人が苦手という人は多く、苦手と感じることはよくあります。
体育会系上司が合わない人へ対処法
ここまで体育会系上司と合わない理由を見てきました。
読者さんの中には、今まさに体育会系上司に苦しんでいる人、いると思います。
そんな人のために、体育会系上司が合わない人へ対処法を紹介していきます。
体育会系上司との付き合い方に困っている人は参考にしてください。
適度に距離を取る
まずは適度に距離を取ることです。
体育会系上司と合わないと感じているにもかかわらず、無理に仲良くなろうと距離を詰めすぎないでください。
体育会系上司は、距離を詰めると、親身にはなってくれますが、要求がエスカレートしてくる可能性が大いにあります。
合わないと思ったのなら、必ず適度に距離を取りましょう。
- できないことはできないと言う
- 飲み会やイベントに無理には参加しない
- 仕事とプライベートは分けておく
- 仕事のタバコ休憩や雑談は最低限に
こういったことをしておくと、体育会系の人は別の人を身近に置こうとします。
あなたが体育会系と合わないと感じるのなら、しんどい上司の近くで疲弊するよりは、適度に距離を取って、疲れないようにしましょう。
自分のペースを守る
次は自分のペースを守ることです。
体育会系のペースに流されると、自分のペースは狂わされ、しんどい思いをします。
とにかくあの人たちは体力があるので、多少の無理をしても平気、上から言われたことは何としてもこなそうとします。
そのペースに惑わされないようにしましょう。
- 上司から無茶ぶりされても、今の仕事を終わらしてからにする(上司にも言う)
- 体がしんどいと思ったら無理せず休む
- 精神論よりも、理論で仕事する
こういったことを意識して、自分のペースで仕事すると、上司に振り回されずに仕事に取り組めます。
一部の上司からはウケは悪いですが、自分自身が壊れてしまうと元も子もないので、無理をしすぎないようにしましょう。
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仕事中の姿勢はちゃんとする
体育会系上司に合わないと思っても、仕事中の姿勢はちゃんとするようにしましょう。
体育会系上司は、とにかく姿勢や熱意を重視してきます。
「今時仕事に熱意とか情熱とか古い…」
「仕事はお金もらうためにやってるだけ」
「ライフワークバランス重視で、仕事よりプライベート優先」
今の時代、こう思っている人が多いです。
現代の若者はこういった考えがスタンダードになっていますが、体育会系上司は中々受け入れてくれません。
そこで、姿勢だけでもちゃんとするようにしましょう。
具体的にはこんな感じです。
- 飲み会とかの場では、仕事での熱意を持っている風に振る舞う
- 仕事中は仕事に集中して、今ある仕事を良くしようとする
- 上司への報告・連絡・相談はこまめにスピーディに
こういった姿勢を見せておくと体育会系上司はとりあえず大丈夫です。
休みの日にイベントに参加したり、無理に残業に付き合ったりしなくても、上司に嫌われたりする可能性は格段に減ります。
苦手と感じる人も、最低限姿勢だけは振る舞うようにしましょう。
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上司の上司に相談する
上司の上司に相談することも対処法の一つです。
今まで紹介した内容で、おおむね体育会系上司の対処は完了です。
ただ、それでも体育会系上司から無理難題を言われたり、過度なプレッシャーをかけられたり、精神的にしんどいと感じることはあるかもしれません。
そんな時は、上司の上司に相談しましょう。
係長が体育会系でしんどいなら課長に、課長がしんどいなら部長に、といった感じです。
どんなに自分が頑張っても、人を変えることはできないのでそんな時は上を使います。
「課長がどうしても高圧的な発言で、私しんどいです」
「飲み会に半強制参加にさせられて、しんどいです」
とりあえずありのまま、何に苦しんでいるのか伝えましょう。
うまくいけば、上司を指導してくれたり、上司を別の部署に異動させてくれたりと、配慮してくれるかもしれません。
自分で対処できないようなら、ぜひ試してみてください。
環境を変える
最後は環境を変えることです。
どんなにあなたが頑張って対処して、上司の上司に相談しても変わらないようなら、自分が置く環境を変えましょう。
具体的にできる対処法は以下の2つ。
- 部署異動する
- 転職する
こちらをすることで、上司や同僚の環境が変化し、働きやすくなる可能性があります。
今の職場だけ体育会系で、部署異動してみると集まっている人が変わって、働きやすくなる可能性があります。
部署異動であれば、給料や待遇が変化しずらく、転職よりも気楽に仕事や周囲の環境を変えることができるのでおすすめです。
部署異動しても変わらない・部署異動できないというようであれば、転職活動してみましょう。
特に部署異動しても同じような上司ばかりということであれば、それは企業として体育会系の可能性が高く、企業が合っていない可能性が高いです。
転職活動したいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
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まとめ
今回は体育会系上司が嫌い・うざいと感じる人へ、理由と対処方法を紹介してきました。
体育会系上司の悪い点が目立ってしまいましたが、体育会系上司にもいいところはあります。
- 部下の面倒見がいい
- いざという時は下を守ろうとする
- 仲良くなれば、可愛がられる
- 仕事に対して熱意がある
こういったいいところがある一方、やはり合わないという人も多いでしょう。
合わない人は、とにかく対処法実践し、メンタルを壊さないようにしましょう。
体育会系上司が合わない人はあなただけではりません。
無理をせず、あなたに合ったペースで仕事に取り組んでいきましょう。
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