「大学生が羨ましい…」
高卒で働いている人や、社会人からするとこう思っている人がいると思います。
私は高卒で働いていますが、正直18歳~20歳ごろまでは大学生がめちゃくちゃ羨ましかったです。
私の周囲の高卒の人も同意見だったし、大卒の人もほとんどが、
「大学は人生の夏休みみたいなものだったから最高だった」
こう言っていました。
おそらく、18歳~20歳ごろまでの高卒で働いている人からすると、ほとんどの人が大学生が羨ましいと感じる機会があると思います。
ここで今回は、大学生が羨ましいと思った時の対処法を紹介していきます。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 今高卒で働いているけど、大学生楽しそうで羨ましい!
- 大学に行きたかったけど、家庭の事情で行けなかった…やっぱり行きたかった…
- 高卒だと、大学生の楽しみ方ができてないので、やっぱり後悔しそう
それでは早速見ていきましょう。
大学生が羨ましいと思う理由
まずは大学生が羨ましいと思う理由について見ていきましょう。
特に高校卒業後数年は、羨ましいと思う機会が多くあります。
それは、高卒で働いている人と、大学生に大きな違いが生じているからです。
その違いについて知ることで、なぜ羨ましいと思ってしまっているのかが分かってきます。
大学生はエンジョイしている
大学生って何かとエンジョイしているイメージがありますよね。
よく聞かされる話はこんなのがあると思います。
- サークルの飲み会で皆と集まって、オールしたわ!
- この前別大学の子と合コンしたけど、最高だった!
- 前の学園祭、めちゃくちゃ盛り上がって一生の思い出になるわ!
こんな話を聞かされて、働いている人からすると、嫉妬する気持ちと、羨ましいと思う気持ちがこみ上げてきますよね。
大学生はこういったエンジョイしているイメージが強いのに対し、
「今働いている自分はこんなこと全然できてない…」
こう思ってしまう気持ちはよくわかります。
大学生は自由時間が多い
大学生は社会人と比較してとにかく自由時間が多いです。
学校の時間か社会人の働く時間より少ないことが多いことに加え、夏休みに秋休み、冬休みなど長期の休みがあります。
社会人になると、長期休暇はGWとお盆、年末年始くらいになります。
ましてや大学生のように夏休みで1か月以上休みなんて、育児休暇でもない限りは中々取ることはできません。
この自由時間が取れることは、社会人からするとめちゃくちゃ羨ましいです。
「この時間があれば、旅行やイベント、趣味や勉強など、やりたいことがいくらでもできるのに…」
こう思っている社会人は少なくないでしょう。
大卒は年収が高くなる
大卒は、高卒よりも年収が高くなる傾向があります。
残酷な話をしますが、今は高卒で働いていて収入がある人も、今の大学生が卒業すると、年収面では負ける可能性が高いです。
高卒:約273,800円
専門学校卒:約294,200円
高専卒、短大卒:約292,500円
大卒:約362,800円
大学院卒:約464,2000円
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別
高卒と大卒の月給を比較すると、10万円近くも収入に違いが出てきます。
高卒の人からすると、
「今こんなに一生懸命働いているのに、将来は今遊んで見えてる大学生の方が収入多くなるのかよ…」
こう思ってしまって、大学生が羨ましく思うこともあります。
大卒は世間体がいい
今の大学生は、大学卒業後、最終学歴は「大卒」となります。
世間体的には、大卒の方が高卒よりもよいことの方が多いです。
- 婚活でも学歴を大卒以上で求めてくる人がいる
- 今の時代、ほとんどが進学するのに高卒なんて、何か理由があると思われる
- 高卒で働いているなんて、成績悪かったか素行が悪かったのか勘ぐられる
皆が皆ではありませんが、こういった意見を持っている人が一定数いるのは確かです。
特に恋愛や、結婚時の両親へのあいさつの際に、学歴でフィルターをかけられると、好きな人と一緒にいることさえできません。
この世間体の悪さが、大学生を羨ましく思う理由になります。
働いている現状が辛い
今働いている現状が辛いと思っていると、同年代で遊んでいる大学生が羨ましく思えます。
高卒で今働いている人は、毎日上司や会社から指示された内容を正確にこなし、ちゃんと取引先ともコミュニケーションを取って、ストレスを感じながらもちゃんと会社に行く。
こういった人間関係や、仕事にストレスを感じながらも、一生懸命仕事をしていることは素晴らしいことです。
しかし、高校卒業してすぐに働くことは、やはり強いストレスを感じます。
18歳で働くことになると、まだ世間のこともよくわからず、社会の荒波に放り込まれて、何が何だかわからないまま日々をすごしてしまうこともあるでしょう。
その現状が、辛くてしまいます。
大学生と比べると、働くことが辛いと思う人もいるため、大学生が余計に羨ましく思えてきます。
大学生が羨ましいと思った時の対処法
ここまで、大学生が羨ましいと思う理由について紹介してきました。
大学生にも大変なところがあるのは理解しているものの、やはり大学生は楽しそうにしている様子が多いため、羨ましく思えてきますよね。
ここからは、大学生が羨ましいと思った時の対処方法を紹介します。
考え方ひとつで、羨ましい気持ちを何とかできることも紹介します。
「大学生が羨ましくてしょうがない」
こう思って悩んでいる人にとって、少しでもきっかけになればいいなと思います。
趣味ややりたいことに熱中する
趣味ややりたいことに熱中すると、大学生が羨ましいと思う暇がありません。
大学生がいかに楽しそうにしていようが、自分は自分でやりたいことがあれば、全く気にならなくなります。
下手に周りとつるんでエンジョイしている風の大学生よりは、ずっと人生楽しくなると思いますよ。
そのために、趣味ややりたいことをぜひ見つけてみてください。
社会人サークルに入ってみる
大学生のサークルが羨ましく思うようであれば、社会人サークルに入ってみるのもいいでしょう。
社会人サークルは、会社のサークル以外にも、地域のサークルや、友人たちで集まったサークルなど様々なものがあります。
社会人サークルに入ってみると、今まで出会わなかった人と知り合って、友人が増えたり、熱中できる趣味になったりする可能性もあります。
私も社会人サークルに入っていますが、気分転換にもなるし、仲間もできるし、メリットは多いと思います。
過去に社会人サークルについて、記事も書いているのでぜひ読んでみてください。
若い時のお金が多く使える
高卒は、大卒よりも生涯年収は少なくなりがちです。
しかし、若い時のお金は、高卒の方が多く使えるケースもあります。
先ほどの「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別」をもとに計算してみましょう。
項目 | 高卒 | 大卒 |
---|---|---|
月収 | 292,500円 | 362,800円 |
年収 | 3,510,000円 | 4,353,600円 |
18~22歳までの収入 | 14,040,000円 | ー |
30歳までの収入 | 42,120,000円 | 34,828,800円 |
35歳までの収入 | 59,670,000円 | 56,596,800円 |
40歳までの収入 | 77,220,000円 | 78,364,800円 |
あくまで平均年収を働いた年数分をかけているだけのため、誤差はあると思います。
年収は若い時は少なく、年を取るにつれて増加することもありますが、この通り、40歳に入るまでの総収入は高卒の方が多いです。
この収入に加え、奨学金を借りている人には、返済費用もかかってくるため、実質自由に使えるお金は40代までは高卒に軍配が上がります。
若い時にお金が使えることは、非常に大きなメリットです。
自己投資に使うもよし、遊ぶお金に使うもよし、株式投資にしてお金を増やすもよし。
高卒しかないメリットを生かして、よりよいお金の使い方をしてみましょう。
仕事が嫌なら職場を変える
今の仕事が嫌でたまらないという人は、職場を変えてみるのもいいでしょう。
高卒で働いている人は、学校の求人票から選んで、就職先を決めた人がほとんどだと思います。
高校生で就職活動をするときは、どうしても世間のことを知らず、視野が狭くなりがちです。
学校の先生からもアドバイスをもらったかもしれませんが、学校の先生も、民間企業で働いた経験を持っている人は少ないので、的確なアドバイスをもらえたかというと怪しいところがあると思います。
仕事は世間にたくさんあります。
一度社会に出た今なら、自分に合った仕事や環境が少しわかってきたこともあるでしょう。
そこで今の職場があっていないと思ったなら、対策をしてみることをおすすめします。
具体的にはこの2つをおすすめします。
- 部署異動をしてもらう
- 転職活動をする
部署異動は、今の会社で変わらないまま、仕事内容の変更・環境の変更ができるため、リスクはかなり低く環境を変えられるでしょう。
転職活動は、時間と労力はかかりますが、今よりも良い職場を見つけることができたり、自身のキャリアを見つめなおす、いいきっかけとなりますので、ぜひやってみることをおすすめします。
転職活動は転職エージェントを使った方がメリットが多く、利用も無料のため、ぜひ使ってみてください。
時間が解決する
ここまでやってもまだ大学生への羨ましい気持ちが残っている人に対して。
あとは、時間が解決してくれます。
「ええ、時間が解決なんてそんなことあるの…?」
こう思う人もいると思いますが、解決してくれます。
今は、エンジョイしている大学生が羨ましく思うかもしれません。
ただ、10年、20年経つとどうでもよくなります。
私も高卒で働いている数年は大学生が羨ましく思いましたが、しばらくすると、先に働いている優越感的な感情がありました(性格悪い…?w)。
親のお金で遊び惚けている学生を見て、
「学生はお金を出してもらっているけど、自分はもうお金を稼いでいるんだ」
こう思うようになり、社会人としての自覚が芽生えてきました。
高校を卒業して、社会人として自覚を持って生活することで、より人生の解像度や見え方が変わってきたため、社会人も楽しいものだと思えます。
今は学生が羨ましく思えても、時間が経つときっと考え方も変わってきますよ。
まとめ
今回は、大学生が羨ましく思った時の対処方法について紹介しました。
高校を卒業後は、以前の友人と別の環境になり、大学やサークルの話を聞くことも多くなるでしょう。
そこで、高卒で働いている人はどうしても大学生のキラキラした一面をみて、羨ましく思ってしまします。
ただ当然、大学生にも大変なところはあります。
テスト対策やレポートの提出、遊び惚けていた人は地獄の就職活動。
目に見えているものが全てでなく、苦労している大学生がいるのも事実です。
いろいろな大学生がいますが、今高卒で働いている20歳前後の人は、
「学生はお金を出してもらって勉強しているが、あなたは自力でお金を稼いでいる」
これを忘れないでください。
高校卒業後すぐに働くことは並大抵のことではありません。
ストレスを感じることもありますが、それでもお金を稼いで自力で生きています。
それだけで十分偉いし、何なら早くから自立して生きていることに尊敬さえします。
自信を持って、これからも生きていってください。
それではまた、次回の記事で。