現在の日本では少子高齢化が恐ろしく進んでいます。
それを対処するために、国は様々な施策をし、少子高齢化を対処しようとしています。
ただ、その中で独身者や子なし夫婦については、あまり優遇されることもなく、損ばかりしていると感じる人は少なくありません。
また、国の施策だけでなく、社会的にもどこか損ばかりしているしているように感じる人もいるでしょう。
今回は、独身者が損ばかりで不公平を感じる理由と、対処法を紹介していきます。
- 今の世の中独身に厳しすぎないか?
- こんな状態で独身者は幸せに生きていけるの?
- 独身ではないけど、子なし夫婦も同じなので、参考にしたい
少し私の偏見も入っているかもしれないので、参考程度に気楽に読んでみてください。
独身者や子なし夫婦が損ばかりしている理由
では早速独身者や子なし夫婦が損ばかりしている理由を紹介してきます。
子持ち世帯ばかり優遇されていると感じる人は多いと思いますが、その原因を洗い出していきます。
同じように悩んでいる人は、その理由がなぜなのか、一緒に見ていきましょう。
社会的支援が少ない
まずは社会的支援が少ないことです。
結婚して子どもができると様々な優遇を受けることができます。
- 児童手当を受けられる
- 妊娠出産時の支援給付
- 高等学校等就学支援金制度
- 地域の子育て支援センター利用
具体的にはこちらのサイトが分かりやすいです↓
【何がある?】子育て支援制度のサービスや手当・給付金をわかりやすく解説
これらのように、子育て支援施策はどんどん拡充され、優遇されていっています。
それに比べて、独身者や子なし夫婦には特別還元されるような施策もなく、不公平を感じることは多いです。
また、国の施策以外にも、スマホ代などでよくある、「家族割」や「子育てキャンペーン」などは受けることができません。
会社員でも扶養手当をもらうこともできないので、様々な面で金銭的に不公平を感じることは多く、子持ちばかり優遇と感じることになります。
独身税が加算される予定
次は独身税が加算される予定のことです。
正確には独身税というものはないですが、ほぼ似たような形で独身者や子なし夫婦からお金を徴収されることになります。
子育て支援に使われるお金の財源を社会保険料の増額によって対応しようとしているという内容です。
これの何が独身税かというと、全員から徴収するものの、独身者や子なし夫婦には何の還元もないからです。
負担だけ負担して、何の還元もないと、独身者や子なし夫婦からすると単なる増税と何ら変わりません。
これはネット上でも話題になっていて、子持ち世帯ばかり優遇されていると批判の声も多くなっています。
詳しくはこちらのサイト(独身税が2026年4月開始決定!国民と企業から強制徴収)が分かりやすいので読んでみてください。
仕事のしわ寄せが多い
次は仕事のしわ寄せが多いことです。
子持ち家庭の人はどうしても子どもの都合によって、仕事を他の人にお願いせざるを得ない状態になります。
- 子どものイベントで休まないといけない
- 急遽子どもが体調崩して迎えに行かないといけない
- 保育園が休みになって出社できない
おそらくあなたの職場でもあるんじゃないでしょうか。
繁忙期やトラブル対応でも、上司からすると子持ちの人よりは独身者にお願いをしやすくなります。
子どものことがあるけど、独身者は何もないだろう…みたいな気持ちはやはりあるんでしょうね。
これが積み重なってくると、独身者への負担が大きくなるので、不公平と感じることになります。
人生のイベントが少なめになる
次は人生のイベントが少なめになることです。
独身者と子持ち世帯では人生のイベントの数が社会人になってから段違いです。
子持ち世帯のイベントの例です
- 就職
- 結婚
- 出産
- 保育園、幼稚園
- 家の購入
- 習い事
- 学校進学
- 子どもの就職
- 子どもの結婚 etc.
年を取るごとに子どもの成長によって、ライフイベントが訪れます。
これが独身者や子なし夫婦にとっては、これらのイベントがかなり少なくなってしまいます。
職場でもある程度年を取ってくると、子どもの話がメインになってくるので、話についていけなくなることも多いです。
未だに結婚するのがステータスになっている
最後は未だに結婚するのがステータスになっていることです。
昔は「日本男児は一家の主を務めて一人前」みたいな価値観がありましたが、今も少なからずあります。
「まだ結婚してないの?」
「結婚して数年経つけど、子どもはまだなの?」
社会人経験を重ねるとこんな話をされたという人は少なくありません。
私も同期が結婚した報告を受けた時も周囲からよく言われました。
女性も同じである程度年を取って結婚していない女性に対して、
「○○歳過ぎて結婚していないなんて、何か難があるのかな」
というような話も出てきます。
独身者からするとかなりうっとうしい話題ですよね。
結婚はしてもしなくても自由なはずなのに、結婚がステータスとなっているのはかなり不公平を感じることになります。
独身者、子なし夫婦への不公平の対策
ここまで独身者、子なし夫婦が不公平と感じる理由を紹介してきました。
どうしても今の日本では独身者、子なし夫婦が不遇と感じることが少なくありません。
そんな日本で生きていく方へ向けて、この不公平感への対策を私なりに紹介します。
この不公平感を乗り切るために、ぜひ続けて読んでみてください。
国や会社の施策に頼らない資産形成をする
まずは国や会社の施策に頼らない資産形成をすることです。
おそらく今後の日本でも、子持ち世帯を優遇する施策は増えていくでしょう。
実際子育て支援金の財源である社会保険料は年々増加することも決定しています。
そのため、独身者や子なし夫婦は国や会社に頼らず、自分の力で資産形成をしていく気持ちを持ちましょう。
不満を言っても、中々国や会社は変わらないので、できることからやりましょう!
私のおすすめの対処法としては、
- 節約習慣を身につける
- NISAで資産形成をする
- 副業で自分で稼げるようにする
- 自分に合った生活習慣を身につける
これらのことを実践して、しっかり資産形成をしてくようにしましょう。
これらのことを学べる記事も用意しているので、ぜひ読んでみてください。
おすすめ記事はこちら↓
サラリーマンの節約術10選!おすすめできる意外な裏技もみつかるかも!
人生つまらない20代の若者社会人必見!楽しくない生活から脱却するためのヒントを紹介
自分が楽しいと思えることに時間とお金を使う
次は自分が楽しいと思えることに時間とお金を使うことです。
子どもがいる家庭では、子供の成長につれて、必然的にイベントが訪れて、そのイベントを楽しむことができます。
独身者や子なし夫婦はそれがありませんので、自分でイベントを作ることが大切になります。
独身者や子なし夫婦は子どもにかける時間とお金はないので、その分を自分のために使いましょう。
一例を紹介します。
- 犬や猫を飼って癒しの生活を送る
- 趣味の登山を定期的にして、日本の山を制覇する
- お金を貯めて1年くらい仕事休んで無職生活をしてみる
子どもがいないからこそ、自分のために使うことができるのをメリットとして活かしましょう。
「自分のための人生」をしっかり歩むために、自分を見つめなおし、自分の好きなことをやって豊かな生活を目指して行くのをおすすめします。
コミュニティを広げる
次はコミュニティを広げることです。
子持ち世帯は子どもがきっかけでママ友や顔見知りが増えてきます。
ただ、独身者や子なし夫婦は中々新しいコミュニティを築く機会が少ないです。
コミュニティは広がると、孤独感がなくなったり、自分の楽しみを共有できる仲間ができるので、コミュニティを広げるのをおすすめします。
コミュニティを広げる例としては、
- SNSで好きなことを発信して、趣味が合う人を見つける
- 自分の趣味のスポーツサークルに所属する
- ボランティア活動に参加する
などが上げられます。
社会人になってからは自分で活動していかないと、中々コミュニティが広がらないので勇気を出してコミュニティに足を運んでみましょう。
コミュニティ関係のおすすめ記事はこちら↓
社会人サークルはやめた方がいい?メリットや一人で入るときの注意点などを解説
大人になると友達いないのが普通?社会人で友達なしで楽しく過ごすためのコツを紹介
まとめ
今回は独身者、子なし夫婦が損ばかりする理由と、不公平感の対処法を紹介してきました。
今の日本では子持ち家庭が優遇されつつある実態にあります。
選択的に独身を選んでいる人は子どもを産みたくても産めない子なし家庭にとっては非常にしんどい時代です。
ですが、今の日本に文句を言っても優遇される社会になるのは非常に難しいので、できることからやっていく必要が出てきます。
今回紹介した内容を実践いただければ、少しでも独身者や子なし夫婦が生きやすくなってくるはずです。
厳しい世の中ですが、「損している」と感じるだけでなく、自分の選択を肯定し、今の生活を楽しむために一歩踏み出してみましょう。