皆さんは個人競技をやられたことがありますか?
団体競技である、野球やサッカー、バスケットボールなどが人気を集めていますが、最近は個人競技もかなり人気が出てきています。
ゴルフやテニス、卓球や水泳など、様々な種目があります。
こういった個人競技は、個人競技ならではの特徴があります。
やってみたいと思っている方、既にやられている方、子どもにやらせようか考えている方は個人競技の特徴を把握するようにしましょう。
個人によって向き不向きがあるので、もし向いていなければ、後で後悔するなんてことになりかねませんからね。
ここで今回は、個人競技の特徴を紹介してきます。
私は学生時代は団体競技、社会人からは個人競技をしてきましたので、両方の視点から解説できるのでお役に立てると思います。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 個人競技に向いている人ってどんな人だろう?
- 個人競技ずっとしてきたけど、就活でアピールできることって何?
- 個人競技のメリットって何があるの?
それでは早速見ていきましょう。
個人競技のメリット
個人競技は、主に一人で誰かと競う競技になります。
個人競技は団体競技よりも人気は低いですが、ここ最近は個人競技でも人気の競技は多いです。
テニスや卓球、ゴルフやスケートボードがあります。
それでは、個人競技のメリットを見ていきましょう。
自分のペースで取り組める
自分のペースで取り組みたい人は個人競技がおすすめです。
部活動の集団練習では厳しいかもしれませんが、団体競技ほど自分のペースが守れないことはありません。
自分は自分のペースで、自分の求めているレベルでやることができます。
団体競技であれば、そのチームが目指す場所があり、そのチームの方針があるため、個人の意見は後回しになりがちです。
その点、個人競技であれば、自分がやりたいレベルで、自分の求めているプレーを求めて取り組むことができます。
このいい意味で自分のペースでできることは、個人競技の大きなメリットと言えるでしょう。
周りに気を使いすぎない
個人競技は周りに気を使いすぎることがありません。
団体競技であれば、チームの状態や、チームのメンバーを見て、自分の行動も考えないといけません。
周りへの声掛けや配慮、手助けに裏方の仕事等々。
気を使いすぎる人は、こういったところで消耗してしまいます。
個人競技であれば、ほぼ自分のことに集中してプレーに励むことができます。
同じチームであれば普段の生活で、最低限の配慮は必要ですが、試合するのは、自分一人です。
周りに気を使うことなく、自分のことに集中できるのは、個人競技ならではのメリットです。
自分の努力が目に見える
個人競技は自分の努力が目に見えて反映されるため、モチベーションが保ちやすいです。
団体競技だと、どうしてもチームの勝敗、成績が一番にあがってきます。
自分が上手くなっても、チームとして弱いままだと、成果は出ません。
また、いくら努力しても、自分が試合に出場できないと、努力した成果が全く見えません。
その点、個人競技は、個人では試合にも出れるし、努力の成果も目に見えることが多いです。
努力の結果が目に見えてくると、やはりモチベーションが保ちやすいし、次に向けて頑張ろうと思う気持ちも芽生えてきます。
続けるうえでモチベーションは大切なので、大きなメリットと言えますね。
個人でやり切る力が身につく
個人でやり切る力が身につくことも大きいです。
個人競技は、最初から最後まで自分の力で戦い抜く必要があります。
途中交代はありません。
どんなに試合中辛くても、最後まで自分しかいないので、自分で戦うしかありません。
これは、団体競技にはない大きなメリットです。
チームでともに励ましあって戦うことも大切ですが、個人の力で最後までやり切ることもとても大切です。
この経験は、仕事でも間違いなく生きてくるので、ぜひ自分の力でやり切る経験をしてみましょう。
誰もがヒーローになれる可能性がある
個人競技は自分が中心なので、誰もがヒーローになれる可能性があります。
少しわかりにくいかもしれませんが、団体競技だとチームの役割が決まっていることがほとんどです。
そうなるとチームの中でも、スポットを浴びる人と、裏で黒子として徹する人とが出てきます。
どんなに頑張っても黒子の人は評価されず、スポットを浴びている中心人物ばかり取り上げられるなんてこともザラにあります。
その点、個人競技は、全てが自分にかかっているので、自分がヒーローになることも可能です。
全て自己責任なのは辛いところですが、頑張りが正当に見えてくるのは、団体競技にはないメリットです。
人数が少なくてもできる
個人競技は人数が少なくてもできるのがメリットです。
団体競技は、ある程度の人数がいないと、そもそも試合すらできません。
しかし、個人競技は最悪自分がいればできるし、練習するときも少人数からすることができます。
特に社会人になってからは、皆仕事やプライベートに忙しいので、なかなか人が集まらないこともあります。
人が少なくてもできる個人競技は、その点非常に取り組みやすいし、継続もしやすいことが上げられます。
個人競技のデメリット
個人競技は主に一人で戦う競技なので、一人だからこその良さ、身につく経験があります。
このメリットは先ほど紹介したようにとても大きなものがあります。
ただし、メリットの陰にはデメリットがあります。
ここからはデメリットについて紹介してきますので、続けて読んでみてくださいね。
プレーで協力する機会が少ない
個人競技は一人でプレーすることがほとんどのため、試合中に仲間と協力する機会が少ないです。
協力してプレーをすると、お互いの努力、勝ち負けを分かち合うことができますが、個人競技はこの経験は決して多くはありません。
個人の力で戦う力が問われる個人競技ですが、仲間と連携しながら勝利を目指すといった経験が少なくなります。
社会に出て仕事をしていると、いろいろな人と協力して仕事をする必要があります。
上司や同僚、取引先や関係会社など。
誰かと協力して取り組むといった機会が、団体競技と比べて少ないため、デメリットと言えるでしょう。
誰の責任にもできない
試合に負けた時に、個人競技は誰かの責任にすることはできません。
全て自分の責任になります。
いい意味で言うと、自分で責任を取る力が身に付きます。
ただ、もし試合に負け続けて苦労しても、誰を責めることもできません。
負けが繰り返されると、モチベーションが下がり、その競技自体が嫌になってしまう可能性もあります。
個人競技に向いている人・向いていない人
ここまで個人競技のメリット・デメリットについて見てきました。
ここからは、個人競技に向いているのか、向いていないのかを見ていきます。
自分の性格や考え方と照らし合わせてみて、向いているか診断してみてくださいね。
個人競技に向いている人
個人競技に向いている人はこんな人です。
- 自分のやりたいことをやりたい人
- 人に気を使って疲れてしまう人
- 人と交流するのが苦手な人
- 誰かに頼らず自分の力で取り組みたい人
- 「体育会系」が苦手な人
個人競技は団体競技と比べて、一人で取り組む機会が多いです。
そのため、自分自身でコントロールする力と、自分の内側から出てくるモチベーションを保つ必要があります。
いわゆる、自己コントロールと内発的動機。
この二つを兼ね備えている人は個人競技に向いていると言えるでしょう。
また、周りに気を使いすぎる繊細さんにも向いていると言えます。
繊細さんは、団体競技をすると、周囲が気になってしまって、自分のプレーに集中しづらくなります。
そんな繊細さんは、個人競技で自分に集中することで、高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
個人競技に向いていない人
個人競技に向いていない人はこんな人です。
- チームで協力して取り組みたい人
- チームで権力を握りたい人
- 自分の役割をこなしたい人
- 集団意識が強い人
- 一人が苦手な人
一人で取り組むのが苦手で、チームや仲間と協力して取り組むことに喜びを感じる人は、団体競技の方がいいでしょう。
団体競技は、それぞれの役割をこなして、チームとして勝利を目指していきます。
誰かと協力して、目指すところを目指したいという人は、団体競技の方がおすすめです。
個人競技は就活に不利?
まとめの前に、おまけです。
個人競技をやっている人は、こんな意見を聞いたことがないでしょうか?
「個人競技は就活に不利になる」
確かに世間体からすると、団体競技をやっていた人の方が評価されるイメージがあります。
チームでの活動、仲間意識、チームワーク、協力する力など、団体競技は会社員としては気に入られる要因が多いです。
しかし、個人競技であっても、一生懸命取り組んだ実績や努力は認められます。
また、試合は個人でも、普段の練習で仲間と協力したり、団体戦に出場したりといったことができます。
そのため、一概に就活が不利になるということはないですし、個人競技で頑張った経験はメリットになるため、さほど気にしなくていいでしょう。
まとめ
今回は個人競技の特徴と、向き不向きについて解説しました。
個人競技は団体競技と比べて、「個」の力で戦うことが多いスポーツです。
そのため、自分と向き合って、自己成長したいという人にはもってこいのスポーツです。
個人競技は、一度やってみると、ハマる人も多いです。
自分と向き合って、自己成長を感じやすいため、熱心に取り組む人も多くいます。
ぜひ興味があると感じた人は、個人競技に取り組んでみてくださいね。
もし団体競技も興味がある人は、団体競技に関する記事も書いているのでぜひ読んでみてください。